サッカーワールドカップはアルゼンチンの優勝で終わりました。
日本だけでなく、世界中で大きな声援や応援が沸き起こり、こと日本で言えばJリーグのできる前から現在まで、日本のサッカーファンは大きく増えてきました。
Jリーグが発足した頃は、ワールドカップ出場するまでの力はまったく及ばないような日本のサッカー事情でした。
それが、年数がたつにつれて実力をつけ今にいたり、世界と互角にたたかえるほど強くなりました。サポーターの喜びもひとしおかと思います。
さてこのたび、開催国となったカタールでの人びとへの差別的な処遇に抗議する選手や国に対して、国際サッカー連盟は抑制をかけました。
それを受けて、日本サッカー協会の出した見解に、わたしは少々の違和感を覚えました。
「差別や人権の問題は当然、協会として良い方向にもっていきたい。しかし、この段階でフットボール以外のことで、いろいろ話題にすることは好ましくない。今はサッカーに集中するときだ」
このような発言が出されました。
そうでしょうか。
課題は二つ同時に起こることもあり、その両方に対応するのが組織として当然だと私は考えます。
とはいえ、諸般の事情は理解できますのでサッカーに集中せざるをえない状況もわからなくもありません。
しかし、サッカーに集中するというならば、日本サッカー協会はサッカーが終わった今、「差別や人権の問題を良い方向にもっていく」アクションを起こしてくれるのでしょうか。
その点について、今後の推移を見守っていきたいと思います。
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