Miaou:猫と一緒にフランス語

長い道のりを猫と共に行きつ戻りつ

またもや縫合

2013-10-10 20:05:21 | ねこねこ
ルルド君、別のお宅では「とらちゃん」と呼ばれているそうな。

そのルルド君、昨日はヘビと戯れ、今朝は右耳の後ろをガブリと咬まれててやってきやがりました。

耳の後ろの毛が赤く固まっている、マズイ!

抱き上げてみてみたら、血液と膿が混ざったような傷口。

すぐに家の中に戻り、使い捨てのビニール手袋をして、水を含ませたコットンで傷口をふき取りましたところ

猫の牙状の穴がぼこりと開いているではありませぬか。

「あちゃ~~。まただよ~、病院だ~」と思いつつも

「まずは抗生物質入り軟膏(ゲンタシン)をぬってあげよう」としたところ

体をよじって逃げて行ってしまいました。

また来るでしょうとゆったり構え、母の病院の付き添いやら自分の仕事やらをこなしつついたら

お昼過ぎに、おめおめと(笑)

捕獲などと大げさな言葉を使うまでもなく、ヒョイっとつかまりました。

ただ、午後の診療が4時からということで、3時間ほど屋内に保留。

玄関に隔離です。

ルルド君がどんなに鳴こうと、他の3匹は我関せず。

ざわつくこともなく、シラクのみがちょっと玄関方面へ偵察に行きましたが、すぐに帰ってきました。

さて、4時に獣医さんに診てもらったら

「ここを咬まれたたとしたら、牙のもう一本はどこを咬んだのかな?」とかみ傷のあと一方を探されましたが

それほどに大きな傷も見当たらず、出血と膿で固まりかけていた傷口を見たら

意外と大きな穴になっていたことがわかり、「こりゃ、縫ったほうが治りが早いわなぁ」とのことで

奥様獣医さんにもご登場願い、洗濯ネットの中に首から下を入れられて、がっちりと保定され

ぐいぐいと4針縫われましたとさ。

先生に「この糸は自然に溶ける糸ですか?」と尋ねたら

「傷の場所が、足で引っ掻きやすいところだから、ナイロンのしっかりした糸で縫ったよ。

だから10日か2週間後ぐらいに抜糸に来て」と。

ルルド君は暴れることもなく、おとなしかったのが、まずまずよかった。

この後、抗生剤の注射をしてもらい、傷口にゲンタシン軟膏を塗ってもらい

帰ってきた次第です。

ほっといて、傷口が広がって縫合なんてことになると厄介(=お金もよりかかる)だから

傷が小さいうちに、抗生剤の注射だけしてもらおうと思っていったのに

結局縫合になりましてございます。


さて、ルルド君、とらちゃんと呼ばれているおうちに行ったとき

この顛末を向こうのヒトに伝えてくれるかな?

獣医さんは冗談でルルド君に「おまえ、治療費の半額の請求書、首に巻きつけていけよ(笑)」なんて

おっしゃってたけど。

ははは、ま、わたしとしてはできることはする。できないことはしない、ってことで。



ところで、うちのお隣さんのお茶屋のワンコ(シュナウザー)は脳梗塞で入退院を繰り返しているそうで

「今日も点滴しに病院行ってるよ」とお茶屋のおばあさんが笑いながら仰る。

おばあさんの年代の人には、犬や猫に点滴だの血液検査だのはあり得ないことなのでしょう。

「うちの猫だって、慢性腎不全で月1ぐらいで血液検査して、毎日薬は飲んでるし、病気専用のキャットフード

食べてるのよ」って言ったら「どこも同じなんだねぇ」と、また笑いながら言われてしもうた。