みどりの野原

野原の便り

11月18日 キハダの実を食べてみた・・

2009年11月18日 | Weblog
用事の前に畑へゴミを捨てに行った。

畑の隣の山のキハダを見て思い出した。
「アイヌの人はキハダの実を食べるらしい」ってこと。(11月15日ブログ)

ネットで見ると、キハダはアイヌの言葉でシケレペニというらしい。
シコロと書いてあるものも。

「イオマンテ(クマの霊送り)などの儀式の時に料理に使う」
「秋に実を採集して生で食べたり、干して保存しておき煮物に入れたり、
実を煮詰めた汁を使って煮豆を作った」
「おばあさんはバアソブの混ぜ煮を作るとそれだけを食べてキハダの実
を入れると嫌がるといって怒られた」なんて書いてあった。

これをみると救荒植物(飢饉のときなどに食べる)でもなさそう。

うちの畑の隣の山は薬屋さんの山で、キハダは陀羅尼助の原料になる
というので、昔は利用されていたのかと思うが、今はほったらかしで
大木になったキハダが何本かある。
畑の上に高く枝が張り出し、当然枝の下には根があり、クワがその根
にあたると真っ黄色い色を見ることが出来る。

花の時期には高い枝でぶんぶんとハチの羽音が聞こえて妹が「怖い」と
言う。今の時期は葉もだいぶ落ちて、黒い実が付いている。

いざ採ろうとすると実は高いところにあり、届かないなあと思っていたら、
下の笹の上に実が果柄ごと落ちていた。

黒い実を1つ口に入れてみる・・・・ジョリッと種。
「うっ! なんという味」
「苦い+サンショのピリピリ+サンショではない変わった匂い」
とても食べられるようなものではないと感じた。
(ピリピリはしばらく・1時間ぐらいは口の中に残った)

もっとも「コリアンダー(パクチー)」は最初はカメムシ臭がうけつけな
かったし、「ゴーヤ」を初めて食べた時も「好き嫌いのない私だけどこの
苦いのだけは食べれない」と思ったものだが、今はゴーヤは大好き。
コリアンダーも食べられる。

だから何回か食べたら食べれるようになるのかな?  
でもそんな気にはなれない。
まあ何でも体験しないとわからないからねえ。
コメント
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