みどりの野原

野原の便り

4月19日 京都府立植物園  うめ染め体験

2014年04月19日 | Weblog
早目に行って植物園を一回り。

 
花壇のチューピップ 植物園ならではの規模  生態園のドウダンツツジ満開

 
     マルバアオダモ          アマミセイシカ(ツツジの仲間)

 
若葉のツクバネ 枝先にはもう4枚の苞葉が付いていた。   ミツバウツギ

 
湿地の   エンコウソウ          サワオグルマ

あっという間にお昼過ぎになった。

午後は「うめ染め体験」
講師は手描き友禅師の方。
平安時代に記録があるものの製法は途絶え(幻のうめ染めと言われる所以)、資料も残っていなかったという「うめ染め」を長年の研究で技法を復活させ、「この植物染の文化を後世に伝えたい」と活動しておられる。

初めにお話をお聞きした後、体験させていただく。

染料は紅梅(生木に限る)を煮出した液。

 
紅梅の枝の断面を見る機会はないが、こんなに赤いとは。   原液

先ず、白い絹のスカーフを水でよく洗う。
そして絞り、煤染液に浸す。 煤染液は梅の灰と呉汁を混ぜたものらしい。

それを水洗いして絞り、染液の中でゆらゆらと布を揺らして液をしみこませる。
これを水洗いしてタオルドライするともう出来上がり。

準備万端していただいているので早い。
浸す時間などで染め色もさまざまに出来上がった。
「きれいな色に染まりましたね」「その薄い色も素敵ね」
それぞれに素敵に染め上がった。男性の方もお似合いだった。
自然からいただいたやさしい色は心までやさしくしてくれる。

終わった後、お茶して帰ったので、少し風が冷たくなってきたが、ふうわりと首にかけたストールは暖かかった。
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