みどりの野原

野原の便り

5月21日 弘前2泊3日 ②‐3 武家屋敷  弘前ねぷた

2014年05月23日 | Weblog
弘前城を出て「仲町伝統的建造物群保存地区」 へ移動

 
武家屋敷がある保存地区 両側にヒノキの生垣が長~く続く。 雨はまだ降り続く。
    右)屋敷の門が所々に。住まいしておられたりで、見学できるところは限られている。

 
        旧笹森家            座敷などを見学 

ガイド終了後、 ねぷた村で「弘前ねぷたを」見学
弘前ねぷた(ねぶたではなく『ねぷた』という)

青森県のねぶた祭りは、平安時代の初期、征夷大将軍・坂上田村麻呂が、敵をおびき出すために大きな人形を作ったのが始まりだという。また厳しい農作業の眠気を追い払う行事でもあったとか。
青森県にはねぶた祭りを行っている地域は約30市町村あるという。 
「弘前ねぷた祭り」は「青森ねぶた祭り」と共に盛大に行われるそうだ。

 
 
弘前ねぷたは 左)扇ねぷた(扇型)と、右)組ねぷた(人形型)がある。


津軽三味線の実演があるというので見に行った。(写真了解済み)
まん前で聴く津軽三味線は迫力があった。・・と言いつつちょっとウトウト。すみません・・
「三味線の皮はネコの皮ですか?」妹が質問した。「津軽三味線はイヌの皮です」との答え。
ネコを飼っている妹は「良かった~」と・・ 
帰って調べて見たら、長唄や民謡の三味線はネコの皮を使うらしい。犬皮は1匹から4枚取れるとか・・いろいろ出てきますが・・やめておきましょう。

近くのバス停からバスに乗り今夜のホテルへ向かう。
明日の天気はどうかな~。
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5月21日 弘前2泊3日 ②-2 弘前城 ソメイヨシノに感動  

2014年05月23日 | Weblog
午後の部は歴史的な建物巡りと言うことで「弘前城」と「伝統的建造物群保存地区」 午前とは違うボランティアさん
午前中はなんとかもったが、天気予報通り午後は雨になった。

弘前城跡
弘前城は津軽藩主代々の居城 2台目藩主によって築かれた(慶長16年 1611年)
現在は天守閣・隅櫓3頭・城門5棟(いずれも重要文化財)、外濠・中濠・内濠と3重の濠も残る。

 
追手門(他の城の大手門と同じ・内側から写す)初めは裏門であったが、参勤交代の経路が変わって正面になった。今残っている門は5つある。 右)城跡内の広い歩道 車いすも対応できるよう舗装されている 


ツツジが見ごろを迎えている

 
    下乗橋から本丸天守       この景色ももうすぐ見られなくなる

本丸の石垣は痛みが出始めたため、今年から100年ぶりの大修理 積み直しが行われる予定
濠を埋め立て、天守を曳屋で動かして移動したうえで石垣を解体し積み直す。
完成までには10年を要すると聞いた。
「お濠に映る天守とサクラ」は当分見られないという。石垣と天守を見られたのも幸いだった。

資料館となっている天守の中を見学
 
      資料の展示  銅板葺きの屋根越しにさっき見上げた下乗橋を見下ろす

天守は元5層であったが雷で焼失 その後再建しようとするが、武家御法度で天守の新築は禁じられたため、本丸の隅櫓を解体新造する名目で幕府の許可を取り付け、3層の天守を再建したという。

天守を出て、櫓跡や御金蔵跡 秀吉の木像を祀ったところなどをまわる。

弘前城といえばサクラの名所
北国とはいえさすがにサクラの時期はとっくに過ぎていたが、サクラの木には感動した。
植えられたソメイヨシノのでかいこと。
弘前城のソメイヨシノは1882年(明治15年)旧藩士である菊池楯衛が1,000本を植栽したのが始まりとか。(カスミザクラはそれより前に植栽された)その後も植栽が続けられた。

  
初日に利用したタクシーの運転手さんによると「樹齢100年以上の桜が300本ある」とのこと。
そしてサクラは毎年剪定など手入れをするという。
「サクラ伐るバカ・・}とは聞くが、説明によると「サクラもリンゴと同じバラ科なのでリンゴの剪定技術を使って枝に日があたるように剪定する」とのこと。
なるほど~。枝を切ればテング巣病も取り除け、下枝にも日があたる。
根もとの土も入れたりされるとか。
弘前市がサクラを大事にし予算をとっていることにも感心した。
普通ソメイヨシノは短命とされ、寿命は60年とか100年ともいわれ、植えたまま手入れもされずテングス病が気になるところがいっぱいある。弘前城のサクラは幸せだなあ。
「花見は4月29日があたり外れがないよ」とはその運転手さんの弁
   

   日本最大幹周のソメイヨシノ 
幹周537㎝ 明治15年か又は少なくとも明治34年に植えたものらしい。

日本最古のソメイヨシノ(推定樹齢120年)は場所が離れていて時間不足で見に行けなくて残念だった。

そのほかにも見応えのある大木があった。

 
珍しいネズコの大木 樹齢500年以上 青森は自生の北限らしい。  
       右)幹周518m 樹齢500年のスギ     これらは築城以前からの自生?

 
      外濠にコウホネ    城の外周を歩き次の歴史的建造物保存地区へ移動。
植物園の表示もあったが時間が不足      次につづく。
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5月21日 弘前2泊3日 ②-1 洋館巡り  弘前は洋館の宝庫 堀江佐吉

2014年05月23日 | Weblog
今日も有料ボランティアさんをお願いしている。
午前中は洋館巡りなど土手町界隈ぶらぶら歩き

カツラの街路樹 サクランボの街路樹(残念ながら花が終わって実はまだ?)


弘前昇天教会 英国系の教会で大正10年 米国人設計で日本人の大工が請け負った レンガはイギリス積みという積み方らしい。司祭さんは不在で日曜日だけ祭礼が行われているとのことで内部へは入れなかった。


昨日も通ったレンガ倉庫 元は酒造会社の酒蔵だったとか。倉庫の前には 倉庫で展覧会を開いたアート作家の「白い犬」が置かれている。

 
弘前城に通じる土手町通りは電柱のないスッキリした町  下土手町のスクランブル交差点 
土手町は下土手 中土手 上土手と3つに分かれている。城に近い方が「下」になるという。

  
交差点にある菊池薬局は古くからあり、建て替えられる前は今は1つだけかかっている金看板がぐるりと巡らされていたとか。せっかくなら残せばよかったにのにと思う。 
              右)後で行ったミニチュア建造物で昔の姿が見れた。


「えぐきたの もっけ あづばる あずまし むらこ」?? 屋台村の前に青森弁が書いてあった。 こんな言葉で話しかけられたら・・  「おら わがんね~」

もっけ=積極的な意味 あずばる=集まる あずまし=気持ちいい むらこ=なんだった?」 けやぐ=友達 だべり=しゃべり  
ねこ=ねご いく=いぐ と濁点の発音になるのも特徴のよう。   
方言っておもしろい。でもだんだん方言を話す人も少なくなっているらしい。 

 
元呉服屋(角三呉服店)の建物は青森銀行津軽支店として使用された後、市に寄付されて「白石町展示館」に                銀行のカウンターが残る 

 
    弘前カトリック教会       祭壇


前を通り過ぎた時目を引いた石場旅館 これも明治の建築で板垣退助も泊まったとか。

 
弘前教会 プロテスタント系の教会だとか  シンプルな礼拝堂

 
   ツルで編んだ 寄付入れ?      2階には和室があり和洋折衷

 
   三上ビル 昭和2年の建築     津軽塗のお店 工程の多さは驚くばかり。

 
青森銀行記念館  元は第五十九銀行本店 日本で59番目の国立銀行 明治の木造建築 
右)2階の窓は年月が経った今も指1本で上げ下げできる。その外側は防火を考えた漆喰の戸になっている。  

2階の天井に施された金唐皮紙
 
青森産のケヤキを柱に使い階段の手すりに擬宝珠 防火対策として漆喰が使われるなど日本の技法も取り入れられている。 銀行当時の展示があった。

見てきた洋風建築の多くに設計者として関わっているのが堀江佐吉
堀江佐吉は明治時代の大Ⅸ棟梁 その子供たち(長男・4男・6男・7男)も含め洋風建築を手がけてきた偉大な人物だと知った。特に誰に学んだということはないそうだがすごいなあ。

 
     旧弘前図書館            裏手にある「ミニチュア建造物群」

 
旧東奥義塾 外人教師館は当時招かれていた外人教師のための宿舎 
   2階にはサンルームがあり、ブランコが作りつけてあった。子供部屋もあった。
歴代教師の写真が飾られていた。 家族ぐるみでの赴任だったのだろう。
1階のカフェでアップルパイを食べた。

午前の部の案内が終わって、解散になった弘前市立観光館の「山車展示館」

  
 米山 大根山 他、歴史的なものを物語にした各町内会の山車 
これで午前の部終わり。 次へ続く。
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5月20日 弘前2泊3日 ① 竹浪おじいちゃんに会いに 路地裏探検 

2014年05月23日 | Weblog

旅のきっかけは妹が買ったこの本
私もその時読ませてもらったのだが。
読んだ妹が感激してお手紙を書き、それ以来文通していたのだった。
それで「一度おじいちゃんに会いに行きたい」というので一緒に行くことになったのだ。

青森空港からホテルへ荷物を預けておじちゃんが暮らすホームへ。
楽しみに待っていてくださったおじいちゃん。 妹は感涙にむせび・・
来月96歳になるというが背筋もしゃんとして頼まれた挿絵を書かれていた。

  
書き始めは昭和30年 誰に見せようというのでもなく書き続け、今も更新中 現在2382冊目  
大学ノートに文字入りのマンガと切り抜きがはってあったり。
今までの日記は年ごとにダンボール箱に入れて保管してあるとのこと。
それが、テレビの「何これ珍百景」の目にとまり放映されたのをきっかけに2011年出版されたのだった。

その内容はごく普通の家庭内のこと。子育てや懐かしくも暖かい家族との日々。
何でもない日常も積み重なると歴史になる。継続は力也
マンガはいきいきとしてしかも絵も文もユーモアがあふれている。

お話しているあいだにも妹と私のスケッチを・・今日の絵日記の題材になるのかな・・
1時間ほどお邪魔して岩木山の見える屋上バルコニーで記念撮影してお別れした。

旅の計画は妹任せ

夕方からは有料ボランティアさんを頼んで「夕暮れ路地裏散歩」夕暮れの町を歩きまわった。

案内の探偵さん

中で印象的だったところ

弘前中央食品市場 
閑散として活気はないが・・ ここならではのものがあるかな? 
  
先ずは弘前名物「いがめんち」を買い食す。
いが=イカがなまったもの。細切れにしたイカの足が入った天ぷら?揚げ物? 

 
八百屋でシドキ(モミジガサ) コウモリソウ カタクリ コゴミを見つけた。やっぱりあった・・
今日帰るのならお試しに買ってもいいんだけど、明後日では・・と買うのはあきらめた。

弘南鉄道 中央弘前駅 
弘南鉄道はここ中央弘前駅ー大鰐駅を走る大鰐線と、もう1本黒石~弘前間を走る弘南線がある。

 
東北鉄道百選に選ばれている。        改札付近       

 
       プラットホームへの階段   電車の吊皮はリンゴの形をしているのだとか。
雰囲気のいい駅だった。鉄道好きの家の子供は来たことがあるかな?

 
花やさんの店先 リンゴ箱健在  道端のグレーチング 雪の多い冬、ここを開けて除けた雪を捨てる。
いつでも捨てていいわけでなくちゃんと決まりがあるらしい。今はわからないが雪の苦労があるんだな。


ビルを通り抜けたり怪しげな半地下の?飲食店街など・・私たちだけでは絶対通らないところも歩いた。

 
レトロな居酒屋 吉永小百合の「青い山脈」の看板 他、昔の映画の看板がずらり。
若い人たちが入っていった。

明日回る近代建築や弘南鉄道なども通った。弘前の町なかなかよさそう。

町歩きが終わってから 夜は地元のものをと居酒屋に入った。

 
    コマイという魚      けの汁(やさいたっぷり)と、若い昆布で巻いたおにぎり

一度食べて見たかったホヤ 塩辛ならあるというので注文  想像していたようにくにゃくにゃした歯触りで、ちょっと癖がある香り これがホヤか~。違う料理法でも食べて見たかったが機会がなかった。
妹はゲテモノは食べないというのでゲテモノ大好きな?私1人で食べた。

ホテルは温泉付き 遅くに入ったので貸し切りだった。あ~のんびり。       ②に続く。

明日・あさっての記事は大幅に遅れる予定。そのうちに書きます。することがいっぱいあって・・
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5月23日 談山神社~御破裂山 観察会

2014年05月23日 | Weblog
(だいぶ遅れていますが・・・)

談山神社周辺での観察会。

下見・本番 合わせて200種余りをリストアップした(まだまとめの途中)

下見の時「ああしまった。もう少し早い時期に計画すればよかった」と思った。
見てほしかった春の植物はあらかた花は終わっていて残り花が見れる程度だったから。

でも下見で1つ1つ見て行くうちに思わぬ発見もあり、今日の観察会ではそれを含めて紹介した。

 
満開のウマノアシガタ お花畑のよう 見頃のヤブデマリ 上方に咲いていて危うく見逃すところだった。

 
すっかり花が終わってしまったヤマルリソウ ああ残念。
      地面に寝そべっている実の付いた枝をひっくり返してみた。あら!!
      初めて見る果実の姿。不思議な形に胸がときめいたのだった。
後で思えばキュウリグサも形は違うが4分果なのでムラサキ科に共通する形なのかもしれないのだが・・
4分果ということはわかったが、この丸いドーナツは何?種子はどれ?
これはまだ解決できていない。調べ中だ。

「ヤマルリソウの果実見たことがありますか?」と問ってみたが「そこまで見てなかった」と言う人がほとんどだった。花が満開だと花の美しさばかりに目が行っていたと思う。

 
道沿いにたくさんの芽生え よく見ると何かわかったが・・すごい群生 生存競争は激烈
これはツルニンジンの芽生えだった。1本引き抜いてみたらころっとしたものがついていた。
塊茎だ。あ~この塊茎が「ニンジン」たる所以か~。
抜いてみて初めてわかった。

 
下見で見落としていた?コツクバネウツギが見ごろ  地味ながらウワバミソウも雄花満開
 
ツボスミレも群生 ナガバタチツボスミレは今頃が特徴がはっきりする。
                       右)ヒメコウゾ満開

 
ツタウルシ  成葉と幼葉でずいぶん感じが違う。かぶれがきつそうだからご用心

 
       モミジガサ 葉        ヤブニンジンを抜いてみたら・・
「葉がニンジンに似る」のが名の由来というが、これも(高麗)ニンジンのような?根があった。

下見の時に満開だったフジは1週間ですっかり散ってしまった。季節の移り変わりは早い。
ちょっと地味な観察会になるなあと思っていたが、地味なりにおもしろいものもあり、この時期も悪くなかったなと思ったのだった。
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