みどりの野原

野原の便り

3月26日 日本書紀 

2021年03月26日 | Weblog

天武天皇下

川の恵みと共に氾濫の脅威にもさらされる川の合流点。
広瀬のあたりに、守りのための 風の神(龍田大社)や水神(広瀬大社)が祀られる。

4月には獣を捕る罠や仕掛けを置くことが禁止される。(人が危害に合わないようになのか?)
漁では、隙間の狭い簗を置くことも禁止。
そして、牛・馬・犬・さる・鶏の肉食を禁止 「その他のもの」は構わない。 違反すれば罪になる。
違反して因幡や伊豆や五島に流された人もいた。
牛や馬は田畑を耕したり、荷を運んだり人の役に立つ。鶏は時を知らせる。犬は?? サルは人に似ている?
そして、食しても罪にならない「その他」のものとは? 
イノシシ シカ ウサギ ネズミ ヒツジ カモシカ ムササビ タヌキなど。
??と思うものがある。大体においては家畜は✕のよう。
わお!ネズミも食べていたのか。ネットを見ていたらムササビは臭気が強かったとか。

後の聖武天皇の頃にも「と殺禁止令」がでているらしく、建前としての獣肉食の禁忌は明治頃まで続いたらしい。

正月には、天皇から、役職によって、衣や袴 褶(ひらおび)机(おしまづき)・杖・・などが下賜される。
聞いたことがなかった「 褶(ひらおび又はひらみ)」が服装のどの部分か分かった。
的あてのようなことも催され、賞品があったらしい。

どこそこで三つ子が生まれた、などの平和な感じの記載もある。

一方、罪の定めは厳しい。
八虐という8つの罪、よく聞く「謀反(天皇を殺害)」「不孝(尊属に対する犯罪や喪に服さないなど)」「不義」
妻が夫に礼儀を尽くさねば不義の罪 夫の暴力などは罪にならず。など。男性優位の制度も。
「悪道」「謀叛(国家に対する反乱)」・・・

むつかしいけれど、易しく解説してくださるので面白い。

間違いはごめんなさい です。 

コメント
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