天孫降臨の話、むつかしい。
帰って、何回か読んだ田辺聖子の古事記などと合わせながら・・・
(天界) 高天原の、天照大神と高木神が、皇太子の 「(略)忍穂耳命」に(地上)葦原中国を治めるように仰せられたが、
忍穂耳命は「生まれた子供 邇邇芸命(ににぎのみこと) を下そうと思う」とおっしゃり・・
そこで、天照大神は改めて、(孫)邇邇芸命(ににぎのみこと)に葦原中国を治めるように詔を下された。
道案内には猿田彦命。その他たくさんの神々をお供に、八尺の勾玉・鏡・草薙剣の「3種の神器」を授かり・・
天照大神が「この鏡を私の御魂と思って大切に守るよう」仰せになった。
・・そして、邇邇芸命(ににぎのみこと)は高天原から地上・築紫の日向の高千穂の峰に降り立たれ、
そこを気に入られ、岩に届く太い柱、天に届くような立派な宮殿をお建てになった。
この天孫降臨の話の中に、三大神勅(天照大神のお言葉)1.天壌無窮の神勅(皇位は永遠に栄える)。2.宝鏡奉斎の神勅(鏡を大事に祀る)3.斎庭の稲穂の神勅(神聖な稲穂を授ける)・・などが含まれているそうだ。
天上から地上に天下った邇邇芸命(ににぎのみこと)の子孫が初代神武天皇である。・・というお話。
神様の系図もある。
天孫降臨の記述は、日本書紀よりも古事記の方が詳しく書いてあるらしい。
田辺聖子古事記で読んだ神話では、イザナギの命が黄泉の国から逃れ帰り、穢れた体を川で洗う。
その汚れからもたくさんの神が生まれるのだが、左目を洗った時に生まれたのが「天照大神」だという。
神話の話は面白いような、わけがわからないような・・・
帰りはちょっと頭を切り替えて、タンポポ調査をしながら一駅歩くことにした。
でも道端にタンポポは全くなかった。
途中の公園に立ち寄る。
雄花序が目立つ木はイヌシデ?
地図に載っていたお寺に立ち寄る。
大きな屋根が見えた。
正面に回る。「阿弥陀寺」なんとも普通の寺名だったが、室町時代 開創の歴史のある寺らしい。
阿弥陀寺 観音堂
丘の上にある「八幡神社」に立ち寄る。
八幡神社へ。階段を登る。主祭神は応神天皇
階段を登ったところに、変わった勧請縄が架かっていた。
俵のような形のさげもの。これは「ふぐり 」の形らしい。
子孫繁栄や五穀豊穣を願ったもののようだ。
初めての珍しいものを見ることができた。