みどりの野原

野原の便り

10月22日 鶴見 秋の草花と木の実 高山ごぼう クマシデ

2022年10月22日 | Weblog

鶴見体験観察園の観察会

お天気もよく、参加者も多かった。子供さんも3人。

先ずは・・

 
この木何の木?       これが根っこ
答えは、自然体験観察園の畑に植えられていた「高山ごぼう」 
高さは、さあ2.5mぐらい?
枝分かれした根はとてもゴボウとは思えない。
トゲトゲの実がたくさん付いていた。

畑に植えられていた大阪の伝統野菜の1つ。
高山とは、大阪 能勢町の高山地区のことだと教えてもらう。
食用に早く収穫する時は、根も柔らかいだろう。
香り高く、繊維が少なく早く煮えて栄養分も多いらしい。

奈良県にも「宇陀の金こぼう」というゴボウがある。


ゴボウはキク科。これがゴボウの実。
トゲのある総苞が球状になって果実を包む。
トゲの先は曲がっていて、触ろうとすると服や帽子に引っかかる。
ひっつき虫だ。
珍しいゴボウの観察に参加者も興味深々。
「面ファスナー」は野生のゴボウの実からヒントを得て考案されたとか。


隙間から出てきたのは果実

その後、スタッフ仲間が準備してくれた資料を元に、園内を回って「秋の草花と木の実の観察」

セイタカアワダチソウ・ヨメナ・アメリカセンダングサ・コセンダングサなどのキク科の植物。
イヌタデやイタドリやミゾソバなどタデ科の植物。
ヒメジソ・ヤブマメ・センニンソウの果実・クワクサ・チカラシバ・・・等々。

お父さんと参加してくれた小学生の男の子。
アメリカセンダングサの果実のところで「トゲに下向きのトゲがあるんだよ」
ハス田のそばを歩いていると「茎はレンコンだよ」と教えてくれた。
枯れたハスの茎を切って他の参加者さんにも見てもらった。
よく知ってるねえ。頼もしい。

チカラシバの穂をしごいて「何に見える?」と尋ねる。
子供たちの答えは・・「ウニ」なるほど。
「クリ」「アザミ」という子も。なるほどなるほど。
最近はこれを「まっくろくろすけ」という子もあると聞く。

クヌギやアラカシやコナラのどんぐり。
赤く色づいたサンシュユの実。かじってみた人は「酸っぱ!」
やはり果実酒が一番でしょうね。

クサギは果実が落ちて赤いガクだけになっているものが多かった。
果実は染料になることを紹介。
天然染料で青く染まるのはアイとクサギだけだそう。


田んぼは稲刈りが済んで、稲架かけしてあった。
隣の田の刈らずに残った稲にスズメが群がっていた。
稲架かけした稲にはスズメが来ないのが不思議だ。
止まりにくいからか?

今日は写真はほとんど撮らなかったので、写真は少ない。
見ていても見えていないこともあり、私もいつも勉強させてもらっている。

今月のクラフトは「ウェルカムボード」
焼き板や材料いろいろ準備して下さって、今回も受講者さんと共に工作。


出来上がった私の作品

いつも観察会が終わると早々に帰るのだが、今日は終了後、2人で鶴見緑地を少し歩いた。


風車の丘 ああ来たことがあるなあ。


鶴見新山へ。階段の上に山頂部がある。
鶴見新山は、近くのゴミ焼却場から出た残灰でできた山。
標高は地盤沈下で少し低くなり39mとか。
これでも大阪市では最高峰らしい。


草の中に群生していたのは、ツルソバと思う。


アオギリの果実が高い所に見えた。


久しぶりに見るクマシデ 目の前で見れた。
果穂がたくさん付いていた。


苞の基部についているのは、種子と言いたいところだが、果実だ。

花博の名残の外国の構造物が残った所もある。
短時間ではあったが、クマシデが見れたのはうれしかった。

コメント
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