みどりの野原

野原の便り

4月6日 笠置でトルマリン探し

2008年04月06日 | Weblog
笠置川の河原はテントがいっぱい。桜も満開

駅には線路と鉄道を撮ろうとするカメラマンが何人もいた。


真似してカメラマンの後ろから撮った

観音坂を登る。
このあたりは昔は石墨の採掘場があったらしい。

 
      シュンラン          キチジョウソウの実
 
  
     ウグイスカグラ

石墨
鉛筆の芯や放射能を吸収することから、炉心材などにも使われるらしい。
同じ炭素でできたダイアモンドは硬度が10なのに対し、でき方の違いで
硬度は低く、鉛筆の芯だなんて・・

今日探すトルマリンは、電気石ともいわれる。電気を帯びる性質を持つ。
その種類の中には宝石になるようなものもあるそうだ。

昨今、健康にいいと宣伝されているのは、今日の講師のYさんによると、
あまり期待しない方がいいみたい。

とにかく、トルマリンなるものが実際に自分で掘りだせるときいて期待
をもって参加した。(・・なのに、掘る道具を忘れて借りた・・)

この付近は中央構造線の北側にある領家変性帯で、変成岩や花崗岩・斑
レイ岩類や火成岩類など変化にとんでいるそうだ。そんな岩石の中に混
じっているらしい。

       
観音坂を上ったあたりでトルマリンを含んだ石を探す。 この石の中に含む

これかな?水で土を落として見てもらう。
「これは違いますね」「この辺に筋状に光ってるのがそうです」
見てもらう内、なんとなくどんなものかわかってきた。

わりあい黒っぽいもろそうな石の中に混じっているようだ。

いくつか持って帰ることにした。

うちにはこんな石がごろごろしている。
ちゃんと整理しないまま、どこで採った何の石だかわからないものもい
っぱい。

講師のYさんはどっぷり石の世界にハマっておられるが、石はむつかしい。

今日の石もわからなくなる前に袋に入れてシールを貼るぐらいはしてお
こう。

午後からは笠置寺

石垣は笠置花崗岩 ピンクがかった色

ソメイヨシノにいっぱいヤドリギがついていた。
花が咲いているのも見られた。

ヤドリギは枯れていると思ったら、桜が枯れていた。頼りにする桜が枯
れてはヤドリギも死ぬしかないか。

笠置山は巨石がごろごろしている。
どんな成り立ちでこんなことになったのか?角のない丸い巨石ばかりだ。

  
      巨石            ヤマザクラ

笠置寺は巨石に仏像が彫刻され、信仰の山として栄えたが、倒幕に失敗
した後醍醐天皇を迎えたことで、鎌倉幕府から攻撃を受け全山焼失した
という。

巨石をめぐる「修行場めぐり」をした。

「笠やん」
うちに帰ったら夫が「笠やんの碑があったやろ」という。そんな有名な
ものらしい。

笠置寺に登る途中、道のわきに「笠やん終焉の地」の石碑があって、
「笠やん」って誰?と思っていたら、野良猫だが、みんなに愛された有名な
案内猫らしい。
磨崖仏の近くには笠やんを偲ぶ追悼碑まであるのにはびっくりした。

明日は天気が悪くなるようだ。平地の桜も見納めか。

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2 コメント

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有難うございました。 (星の王子様)
2008-04-07 21:11:25
みどり先生
永い間、表紙絵楽しませていただきました。
そして ア こんな花も身近にあったんだって、いつも
楽しみに見させて頂いていました。
本当に有難うございました。
又、これからもブログの中で色々教えてください。
返信する
星の王子様へ (みどりの野原)
2008-04-07 22:42:08
ありがとうございました。
毎月描けるかなって思いましたが、楽しかったですよ。欠かさず続けられたのは皆さんの励ましのお陰です。 
星の王子様も描いてみられては。
返信する

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