「チユウキンレンが咲いているの見に行かない? ついでに畑にタヌキマメも咲いているので見に来て」とありがたいお誘い。
喜んで参上!
チユウキンレン(地湧金蓮)バショウ科 ムセラ属
熱帯性の植物だけれど、耐寒性があるのか地植にしてあるのを何度も見ている。
「チヨウキンレン」という言い方もあるのか?「湧」はユウともヨウとも読むという。
ネットを見ているとチユウキンレイと書いたものもあるが・・??。
駐車場と個人の畑の境界に植えられたのか?大きい葉が並んでいるのが見えてゴクラクチョウカ?と思ってしまったのがチユウキンレンだった。外から花は全く見えない。
いつも見ているのは、花がよく見えるように葉を刈り込んであったりするせいか葉が繁ったものは見慣れなかった。
右)葉をかけ分けると大きい花(花序)が見えた。
黄色い花びら状のものは苞葉 「地湧金蓮」の名がぴったりだ。
苞葉の基部に小さい花があり、次々咲き進んでいくのはバショウと同じだ。
バショウと違って苞は落ちずに枯れ残るようだ。
苞葉の基部の花 花被片らしいものが見える。 右)1個の花
果実はできるのだろうか?気になった。
つぼみもあった。
じっくりとチユウキンレンを見ることができた。
矢田民俗公園へ。
タヌキマメの開花の時間調整もあるらしいが、ここでも色々見れた。
ミズオオバコ たくさんの花が立ち上がっていた。
ガガブタも見ごろ。 花冠裂片には白い毛が密生。
一時期、ガガブタやアサザなど水草をベランダで育てていたことがある。
午後、いよいよ友人の畑へ。
友人が言うには、タヌキマメの花はお昼過ぎにならないと咲かないのだそうだ。
畑は山際の元は棚田だったかと思われるところ。
野菜・・というよりは花や果樹がいろいろ植えられている。
以前、私があげたカラスノゴマもこの通り。増えすぎて困るほどだという。
黄色い小さい花が咲いているが、葉の下で目立たない。
右)タコノアシも小群生。 秋には茹でだこになるだろう。
オオセンナリ 大きい株 カリガネソウまで咲いている。
タヌキマメ 葉は笹の葉のよう。 花を包むガクは毛むくじゃら 面白い。
右)青紫色の花 きっぱりと咲く。
花弁は上下2枚に見えるが、蝶形花で、右の花には竜骨弁が見える。
久しぶりで見たタヌキマメだった。
メハジキ 花にブルーの昆虫が飛び回っていた。
右)はじめセイボウの仲間かと思ったが、ブルーと黒の縞模様。ルリモンハナバチかなあ?
飛び回る昆虫は写真が撮りにくい。これが一番ましな写真だ。
ミカンの木にアゲハの幼虫 つつくと黄色い臭角をだす。 白黒の若齢幼虫もいた。
矢印が頭、普段は大きい胸部の下になって見えにくい。
右)眼状紋をつなぐ部分の模様に注目。デザインチック。
ススキの根元のナンバンギセル
畑・土手・水辺も作ってあり、ミツガシワなども。他にもいろいろ。
自然度の高い場所で、自然の草花も周辺にたくさんある。
栽培種と自然が入り混じったようなところだった。
毎日畑に手入れに来ているとは聞いていたが「畑 植物園」は毎日来ても飽きないだろうな。
いいなあ・・とはいえ、私は畑の管理はとてもできない。
今日のようにたまに来させてもらうのがありがたい。ありがとう。