MILESTONES (団塊オヤジのJAZZ日記)

JAZZに関わる話題を中心に、たわい無い日常を不定期に紹介しています。

長年、聴いていないレコードを久しぶりに (その4)・・・

2008年04月03日 | JAZZ
こんなレコードもありました。

LEGWORK/Jeremy Steig

Jeremy Steig(Fl)、Don Allas(Ds)、Eddie Gomez(Bs)、Sam Brown(g)

あの名盤「ホワッツ・ニュー」でビル・エバンスと競演している、ジェレミー・スタイグのアルバムである。
このアルバムは内容がまるで思い出せない・・・?
ジャッケトには、へんな(笑)、前衛的な絵(イラスト)をバックにジェレミー・スタイグがフルートを吹いている写真と時代を感じるサイケな靴下をはいた女性が写っている。
大体レコードジャケットを見ると演奏内容が想像できるのであるがこのアルバムはどうも分からない・・・。
期待しながら、レコード盤をターンテーブルに置き、針をゆっくりと下ろす・・・。
ウ~ン・・。聴こえてきたのは日本のお祭りで聞く笛のような音色の演奏である。ドン・チェリーの“永遠のリズム”を聴いたときのような感覚になった。
ジェレミー・スタイグのフルート演奏は、あの名盤「ホワッツ・ニュー」でも聴かれるように、息でのアタックと同時に、声が漏れるほどのエモーショナル溢れる奏法であるが、このアルバムではその奏法がアバンギャルドな感じで表現されており、フリーなJAZZも好きな私にはとても面白く感じられた。
中にはサム・ブラウン(g)が参加しているブルース(ロック系ブルースである)等もあり全体的な印象は、やや散漫な印象もあるが、久しぶりに聴いて(・・と言ってもこのアルバムを聴いたのは三十年ぶりであるが・笑・)とても面白いアルバムという印象であった。

ジェレミー・スタイグというミュージシャンを私はよく知りませんが、調べてみると彼はフルート奏者と同時に美術家としても高い才能を持っているそうです。彼は演奏するのと同じ位描くことにも専念して育ち、非凡な多作の画家で、幾度と個展などを開くほどの腕前とのこと。彼は画家としての家系から来ており、父親は偉大な漫画家だそうです。
ということで、ジャケットに書いてある、変な(笑)イラストは彼の作品ということが分かった次第で、そう思って、改めて見てみると前衛的な香りも漂った、素晴らしい絵ですかね・・(笑)

(アルバムに描かれているイラスト)
コメント
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