MILESTONES (団塊オヤジのJAZZ日記)

JAZZに関わる話題を中心に、たわい無い日常を不定期に紹介しています。

職人アルト・サックス奏者 ソニー・スティットを聴いてみた・・・

2008年04月08日 | JAZZ Sax
今回紹介するのは、バップ伝承者、アルト・サックス奏者ソニー・スティットが、偉大なるチャーリー・パーカーのレパートリーに挑戦した意欲みなぎるアルバムです。

STITT PLAYS BIRD / スティット・プレイズ・バード

Sonny Stitt(as) , John Lewis(p) , Jim Hall(g) , Richard Davis(b) , Connie Kay(ds)

ソニー・スティットがチャーリー・パーカーの影響を強く受けたアーティストであることは間違い無く、一時はそのスタイルがあまりにもパーカーに似ていることから、周囲の批判を浴びたそうです。
しかし、JAZZを志すもの少なからずチャーリー・パーカーの影響を受けており、それがアルト・サックス奏者であるならば尚更の事で、我らの偉大なる渡辺貞夫をはじめ多くのアルト・サックス奏者がチャーリー・パーカーのプレーを目指していたのではないでしょうか。
このアルバムはそんなスティットが全曲パーカーの作品に取り組んだ作品で、職人サックス奏者ソニー・スティットのバップ・ミュージックを存分に楽しめる一枚です。
私はこのアルバムが好きなもう一つの理由に、リズムセクッション「John Lewis (p) , Jim Hall(g) , Richard Davis(b) , Connie Kay(ds)」の素晴らしいプレーです、特にJim Hall(g)のコード・ワーク・バッキングはギター好きの私には、たまりません・・・。

ところでこのジャッケトのゾンビのようなスティットの顔が描いてある・・笑・アルバムをどこかで見たことはありませんか? そうですコルトレーンの「coltrane’s sound」のジャケットとそっくりですね。私にはこのアルバムに描かれている絵はどうしてもゾンビにしか見えないのです(笑)。
おそらく同じ「ATLANTIC」レーベルで、製造番号も続きなので同じ作者だと思いますが皆さんはこのジャケットの絵にはどのような印象をお持ちでしょうかね・・・。

(左がスティット、右がコルトレーンのアルバム 私にはどちらもゾンビにしか見えない・笑)
コメント
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