品性なき時代

元国民的アイドルで、それも自分とほとんど同じ世代の人の死というのは、大切な想い出を一つ失うようで、他のタレントの死とは違う、寂寥感があるものです。

彼女の死を知ったのは、某放送局の報道番組でコマーシャルに入る直前の、数秒の放送のでです。

えっ！と思い、詳しく見ようとテレビを観ていると、本番に戻るまでのコマーシャルの多いこと。

こちらは早く本番で情報を知りたいと、食い入るように観ていたのですが、まるでそれを計算したような、普段の倍ぐらいコマーシャル数だったのです。

確かにスポンサーの注目度は上がったでしょうが、何か割り切れないものが。

始めは、コマーシャルを２～３本見ていたのですが、その内に怒りを覚えてきたのです。


こちらは詳しい「情報」を知りたいのに、この時とばかりに「広告」を多く流して、スポンサーにご機嫌を取ってるようにしか見えない、放送局の品性の無さにです。

日本は政治だけが悪いのではなく、マスコミの品性のレベルの低さを垣間見た、元国民的アイドルの死でした・・・



Peter & Gordon - 『A WORLD WITHOUT LOVE（愛なき世界)』