母なる石狩の流れ

東京はずっと天気が良くないようです。

こちらは帰省以来、晴れの日が続いてます。

そんな今日も晴れの日、昨日の慰労の意味も込めて、家内と娘とで層雲峡に行ってきました。

行ったのは、ロープウェイで黒岳と、娘の希望で『大雪森のガーデン』。

黒岳に行ったのは30年以上振りです。


層雲峡は、大雪山の噴火で出来た台地を、北海道の母なる川、石狩川が侵食したもの。

黒岳の七合目から観れば、雄大な渓谷も自然に抱かれるような佇まい。

スケール感に圧倒されるより、神々しさに圧倒されます。


私はそんな母なる川と、神なる台地の元で育ったのでした。

東京に戻ってからこそ、気持ちにスケール感を保ちたいものです・・・。




『ユエの流れ』

今でもボクを悩ませる・・・

左手の痛みが、この時間になっても取れません・・・


今日、10時から田舎の郷土食、『三升漬け』を初めて作りました。

使った材料が青唐辛子10kg、青唐辛子(激辛)2kg、米麹12kg、醤油12ℓに隠し味の材料を少量。

合流した家族と母の4人で、４時間はかかったと思います。


元々は祖母が作っていたもの。

辛いので子供の頃は、格別好きでもありませんでした。

むしろ、東京に出てきてからは、忘れていた存在です。


それが、10年ぐらい前からでしょうか、父が作るようになっていた『三升漬け』を、帰る度に食べてる内に、東京に戻る時に、少し持って帰るようになったのです。

その『三升漬け』も、父の老化で食べることができません。

今回、せめて教えてもらうだけでもと思っていたら、持病の悪化で話しもままならず。

母の記憶を頼りに、悪戦苦闘の４時間でした。


終わってから大変だったのが、激辛の青唐辛子を刻む時に、押さえていた左手が後から痛みだし、今でもヒリヒリと痛いのです。

この痛みは、そんなに短くない先、父を偲ぶ時にきっと、思い出すかもしれません。




『水虫の唄』- ザ・ズートルビー

Sittin' on the hospital?

昨日のディケア担当の人と、介護ヘルパーの人の話しから、父のあまりの変わり様に、急遽、今日の午前中病院に行って、先生と話すことになりました。

ほとんど話せなくなった、車椅子の父とヘルパーの人に、母の代わりに私が行くことに。

原因は今週から追加された、クスリが効き過ぎたこと。


元々、クスリ多用の日本の医療に、懐疑的な私。

一日に何人もの患者を診てる、大きな病院の医者だから、表面的な現象の対処法になるのでしょうけど、対応に割り切れない気持ちになりました。

高島平で清掃活動中に、独り暮らしの高齢者から、話しかけられことが、様々な高齢化問題に、関心を持った私ですが、今度は父の状況とリアルタイムで、向き合うことに。

生まれた町で体験する疑問と嘆きも、明日の新たなエネルギーにすることにします。




『Sittin' on the dock of the bay』- Otis Redding

親守り

今回の帰省は、今後の板橋での活動にも、関係する部分があり、こちらで人に会ったり、実際にものを作ったりで、やることがいろいろあります。

今日も午前中から、人に会うことを考えていたのですが、父の姿の変わりように、予定を変えました。

先ずは一番大変な思いをしてる、母の話しを最初に聞き、それから、たまたま今日が訪問日だった、介護ヘルパーとディケア施設のケア担当の話しを。


特にディケア担当者の訪問日は、月に一度しかなく、帰省1日目に施設での、父の様子を聞けたのは、今後の対応での、大きな参考になりました。

それも、希望を見出せる内容でしたので。

逆に当初の予定を優先して、出掛けて話しが聞けてなかったらと思うと、ゾッとします。

このところ、予定通りにいかなくて、結果オーライのことが、続き過ぎますが、誰かのご加護なのでしょうか。


明日は、後から来る家内と次女が合流。

揃ったら、急いで墓参りをせねば・・・




『竹田の子守歌』- 赤い鳥

どうしてそんなに、寝てばかりいるの？

夕方5時20分、羽田発旭川行きの飛行機は、曇り空の羽田空港を飛び立つと、しばらく雲の中を上昇続け、水平飛行に移った時は、雲海を下に見て、光り放つ空の上でした。

下は何も見えませんが、空は晴天です。


やがて、降下に移った6時半頃から、地上の様子が見え始めました。

いつもとは違った感覚で、故郷の大地が見えます。

今年の１月に帰った時とは違う状態の父を、思い浮かべたからです。


今回の帰省は、弟が空港に迎えに来てくれ、そのまま実家まで送ってくれました。

その車の中で話すことは、父の状態のことばかり。

88歳になるから、弱っても当たり前ですが、2カ月前とは違い過ぎるので、どうしてもそうなります。


前回まででしたら、椅子に座って迎えてくれたのが、今回はベットの上で。

それも、ずっと寝ていて、会話はありません。

父との会話は、目覚めた朝からになりそう・・・




『ミドリ色の屋根』- ルネ・シマール

神のみぞ知る

帰省を前にやることがいっぱい。

11時、14時、18時、21時、23時と予定を組んでました。

特に14時からの打合せは、始まる時間がズレると、後の打合せに影響出るので、今日の動きの肝になってたんです。


ところが、朝10時に無情にも16時からでないと、打合せができないとの、先方からの連絡。

オ～！マイゴット！

それでは、18時までの予定が、大きく狂う～。

それほど予定が詰まってたんです。


しかし、11時からの打合せの目論見が狂い、14時以降に大きく食い込んでしまいました。

結果的には、最初の予定が狂ったことが、幸いしました。

それだけではなく、23時(！)からの予定が、先方の都合で中止に。

これも、その前の予定が後ろにズレ込み、中止がかえって幸いする結果に。


予定が狂うのは、いいことではありませんが、それが幸いすることたまにあります。

そんなコトが今日は３つも。

これは神様の采配なのでしょう？



『God only knows』- The Beach Boys

言葉もないままに・・・

去年もその前の年も、8月の今頃の夜は暑かったような気がします。

それが今夜は、ジャケットを羽織っても、全然暑くありません。

まるで北海道のようです。

テレビではこの時間でも、台風の九州上陸情報が流れてますが、そのせいでしょうか？

このところの夏は、9月までの感覚があるので、涼しい方が有難いはずなのに、夏が何の前触れもなく終わったようで、少し寂しさがあります。


帰省を控えて、明日もやることがいっぱい。

先ずは帰る飛行機の便が、台風の影響を受けないことを、祈るばかりです。

例年より早く、夏が終わってもいいので・・・




『夏をあきらめて』- 研ナオコ

早く帰りたい、そして食べたい。

26日から田舎に帰ります。

今日の夜からその準備を。

今年はこれが2回目。


父が弱ったこともありますが、帰る目的の一つに父がいつも作ってくれた、田舎の郷土食『三升漬』を作りにです。

昨年、父の代わりに母が作った三升漬を、地元の老人会で食べてもらったところ、大好評でした。

母が父から聞いて作ったのですが、郷土食で地域活性が出来ないかと、その準備のために帰省。


前までは休み感覚で帰ってたのが、今は父の元気付けと、地域活性に繋げるために。

これから田舎はどんなカタチで、私を迎えてくれるのでしょう・・・





『Homeward Bound』- Simon & Garfunkel

田舎なら、もう夏も終わり ・・・

今日の日中は高島平団地2丁目の、西地区の祭り。

夜は高島平3丁目町会の、ふるさと夏祭り。

それに、高島平8丁目でも祭りでした。

昔なら、地域情報が分からなくて、地元の祭りを見に行くのは、稀なことでした。


でも、今はfacebookで地元情報がリアルに分かり、２つの夜の祭りを見てきたんです。

そこに仲の良い、地元の仲間がいるのが分かると、つい顔を出したくなるものです。

特に3丁目町会の祭りは大盛況。

田舎の夏祭りを想い出してしまいました。


東京は熱中夜こそなくなりましたが、夏の暑さはまだまだ続きます。

そして、来週は田舎に帰省。

自分の田舎なら、お盆過ぎればもう夏もおしまい。

帰省を控えてるせいか、田舎の夏の終わりを考えてしまいました・・・





『夏の終わり』- 森山直太朗

私のすべてをかけて・・・🎶

今日最後の打ち合わせは、夜の10時から志村坂上で。

フィリピン出身の女性の方が、10年前から板橋在住の自国の子供達に、日本語学習や通訳による支援を、ボランティアで行ってます。

いろいろ詳しく、話しを聞かせて頂いたら、本当に誠実な方でした。

自分が同じ立場だったら、いくら同胞の子供達とはいえ、果たして親身になって、ここまで動けるだろうか？

このような人格者に会うと、自分ももっと地域で頑張らねばと、思ってしまいます。


そもそも今日の出逢いも、自分が住む街のゴミ拾いから、つながってきてのこと。

そして、ゴミ拾いをする気になったは、自分の住む街でいい出逢いがあったから。


しかし、その後の交流といえば、仕事の関係で会う機会が減ったり、街を去った人がいたりで、大きく変わってしまいました。

今日のような人格者の方に会えると、ここに至るまでの様々な出逢が、懐かしくなってしまいます・・・





『あなたに逢いたくて』- 松田聖子