CubとSRと

ただの日記

合宿免許とセロー(前)

2019年03月12日 | バイク 車 ツーリング
 通勤初日、「コネクターが一つ外れていた」のをつないでもらって「直った」二代目セローは、以降全く何の問題もなく能く走ってくれた。初代のセローがそうであったと同じく、本当によく走るバイクだった。
 走りながら前方を見ていると、時折りフロントフェンダーが視界に入る。
 そのフェンダーが初代と違って、引き締まっていてカッコいい。白いタンクに緑のシートだったのが、二代目は青の帯が入り、青いシート。これもまたキリっとして見える。
 穏やかだったセローが、フィットネスに目覚めたみたい。

 「40になったら取りにくくなるから」
 と言われ、39の時、急に
 「クルマの免許、取っといた方が良いかも」
 、と思い始めた。
 
 元々運動神経が鈍い上に、落ち着きのないお調子者だから、免許を取るなんて世間に害悪を撒き散らすだけ、と思っていた。だからクルマの免許を取らなかった。
 それに加えて、職場の先輩が
 「事故を起こしたら謝ったら負けや。先にかまさなあかん」
 (どこ見て走っとんのや!、みたいな)
 と、言ってたのを聞いて、クルマの運転って、そんなのヤクザの世界じゃないか。
 と増々嫌になっていた。
 それが、仕方なしに「とにかく免許を」となって、早く取れる二輪の免許を手にしてみると、これがとにかく面白い。
 それに加えて、運動神経とか落ち着き云々より、クルマ社会ではルールを守ることの方が安全、と分かって、すっかりバイクにハマってしまった。
 それでクルマに対する抵抗感もなくなったわけだが、だからと言ってクルマの免許を取ろうとは思わなかった。
 何故って、バイクの免許があるんだから。 
 バイクの方が、絶対面白いし、楽しい、と分かっているから「敢えて車の免許を」という気には全くならなかった。
 それが
 「少しはお金も自由になるし、今は用がなくても、いずれは要るようになるんだろうな」
 、と思うようになる。
 「40過ぎると取りにくくなるらしい」
 「バイクもこの歳だ、一発試験で限定解除、なんてないだろう。大型に乗る機会なんて来ないんだから。いずれ乗ることになるクルマの免許を取って置く方が良いかも」
 合宿免許なら一ヶ月かからないらしい。
 「思い立ったが吉日」、だ。やるか。

      (続く)
 
コメント
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