CubとSRと

ただの日記

ターフェル・ムジーク

2019年03月02日 | 日々の暮らし
 「ターフェルムジーク」食卓の音楽。
 真面目な話。
 一昨日、思いついてCDプレーヤーを台所に持ってきた。
 ラジオを置いていた場所に設置。
 ラジオは居間に移動。
 折角の朝の時間、気持ち良くCDでも聞きながら朝食を摂ろうと思ったからだ。
 これまではテレビを見ながら、というのもやってみた。
 けど聞きたくもない同じ事件やニュースを延々とやっている。聞きたくもないCMも散々聞かされる。
 早い話、飯がまずくなる。
 で、ラジオのFM放送を聞きながら朝食を摂っていたのだが、これが音楽ばかりかと思いきや、意外にお喋りの時間が長い。
 何かを読みながら、流れる音楽の中で、ゆったりと朝食を摂る。それにはFM放送が最適だと思っていたのに。
 もう一つ不都合があった。
 ラジオはこっちの都合なんて考えないで作っているわけだから、準備が終わったらうまい具合に聴きたい曲が、なんてことはない。逆に言えば聞きたくもない曲を聞かされることだってある。
 だったら、こっちの都合でCD。それが一番。
 用意はできた。では朝食の準備から、朝食を摂るまでの時間、一体どんな音楽が良いだろう。
 そうなると、これはこれで聞きたいものが色々あってなかなか決められない。
 いくら好きでも、朝っぱらから「マ~ンボ、!ウッ!」って、ペレスプラード?ないない。
 3月とは言え、まだまだ寒い。ボサノバ、なんてのもちょっと・・・。
 都会の哀愁漂うジャズに。玄米飯に味噌汁、鮭の切れ端を焼いたの・・・合わない。

 結局、取り敢えずは「バッハ」、だ。
 「バッハ ベスト選!」じゃないけれど、有名どころをまとめたCDを持って来て、かけることにした。
 朝食の準備にかかる。CDをセットして右手に包丁、空いた左手でボタンを押す。
 玉葱を出し、包丁を持って切ろうとしたら「ちゃらり~」。「鼻から牛乳~」でなく、荘厳なパイプオルガンの音色で「大フーガ」の演奏が始まった。
 「ええ~・・・・・?」
 眉間にしわ寄せて玉葱切らなきゃならない雰囲気。包丁持ったまま、慌てて次の曲に。
 次は?チェロ組曲?う~ん。どうでしょう。
 色々やって、諦め、ブランデンブルグ協奏曲を流しながら玉葱をオリーブ油で炒め、パンを切り、ミスマッチの味噌汁を温める。
 準備完了。さて食べよう、と思ったら、CDが終わった。
 何やってんだか。けど、もう一回同じCDをかける気はないから。
 明日はゴンチチで試してみる予定。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする