CubとSRと

ただの日記

昨日は曇天

2019年05月10日 | 日々の暮らし
 曇天ということなので、コペンで出て、道の駅で買い物、帰りに喫茶店へ寄ろうと計画。
 晴れていたらクルマは苦行だから、バイクになる。曇っていたら屋根を開けるから、クルマはバイクに近くなる。
 一夜明けたら晴天、ということなので、買い物に行くには今日(木)しかない。
 ところが、曇天を通り越して今にも降り出しそうな空模様になって来た。
 慌てて天気予報を見直したら、いつの間にか傘マークが夕方まで並んでいる。
 雨が降るなら出るのはやめる。もう通勤ライダーじゃないし。
 勿論、通勤ドライバーなんてやったこともないし。
 雨の中を走る楽しさは、夏の通り雨、限定。
 昼頃には空が明るくなり始める。また天気予報を見たら、雲のマークが並んで・・・。
 ええーい!予報には節操というものは、ないのか!!!
 まあ、とにかく晴れればよろしい。用意をしてガレージに降りる。
 シャッターを開けて車を出そうとしたら、路面に雨粒が・・・・!
 諦めて家に戻り、用意を解いて十五分ほどで空が明るくなった。
 往生際が悪いのは今に始まったことではない。
 「やっぱり、行こう」
 
 買い物をして、喫茶店でコーヒーを飲んで、駄目押しにドラッグストアーで更に買い足して。
 「さて、この荷物、トランクに入るかな」
 、と思いながらクルマのところまで行き、トランクを開けた。
 道の駅で買った野菜の袋がない!
 助手席に置いた?そんな・・・・。あんな大きなもの、目に入らないわけがない。
 念のために左側へ回り、車をのぞき込む。覗き込むほどのこともない。
 軽自動車だ、外から見りゃ買い物袋が入っているかどうかなんて分かる。
 喫茶店に持って入った?それこそ、あるわけない。いくら何でもレタスやピーマン満載(?)したレジ袋を、一体どこに置くんだ?
 
 もうこの辺で答えは出ていた。
 お金を払って、釣銭を受け取り、それを財布に入れながら歩き出す。
 そして、買い物袋を置いたまま帰る。
 推理小説じゃないから、全く同じ謎解きを何回もやっても、誰も文句は言わないし、当然、拍手喝采もない。
 「どうしよう・・・」、って考えるまでもない。取りに行かなきゃ。
 ま、いいか、爺さんだし。ボケたんだから、こういうこともある。
 慌てると危険だ、ゆっくり行こう。たかがドライブの距離が倍になっただけじゃないか(家まで半分くらいまで帰っていた)。
 尋ねると、ちゃんと置いてあった。次に清算した人が「これ、前の人が忘れて行ったんじゃないかしら」と言ってくれたらしい。
 お礼を言おうにも一時間近く経っているから、それに「道の駅」だからたまたま通りかかった客だったみたいで、もう一度来るかどうか。
 店の人は
 「すみません。気が付かなくて」
 、と何度も言う。いやいや、間抜けなのは、こっちだから。

 忘れ物の多さでは人後に落ちない。あまりの多さに自慢できるくらい。
 でも、若い時の「忘れ物」と、ボケて来てからの「物忘れ」は、違うから。
 うん、買い物をして買ったものを忘れて帰る、というのは「物忘れ」、じゃないな、物を「持って帰るのを忘れた」だけだから。
 まあ、良かったことにしよう。


 クルマで来たことを忘れるようじゃ、真剣に考えなきゃならんけど。




コメント
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