CubとSRと

ただの日記

段取り八分(前)

2019年05月29日 | バイク 車 ツーリング
 なんでこんな日記を書いてるか、っていうと、今日の雨でやらねばならないことができなかったから。
 やらねばならないこと。それは明日に書こう。
 ・・・・・・・・・・・・・
 ・・・・と勿体ぶって引っ張ったけど。
 実はカブのキャブレター調整。
 カブに乗り始めてから二十数年経つのに、一度もやったことがなかった。
 去年の今頃、淡路島一周ツーリングに出掛けた。信号待ちの時、えらくアイドリングが高くなり、でも、オーバーヒート気味だったから、と特に問題にしないで以降も普通に乗っていた。
 それが段々気になるようになり、遂に部品交換が必要かも、となる。
 数日後、ちょうどバイク店の前を通りがかった時にその症状が出ていたため、見てもらったら、長~いドライバーを持って来てちょいちょいとネジをいじる。 
 と、一遍にアイドリングが落ち着いた。
 カブ以外のバイクは、アイドリングスクリューは手で回せるものばかりだったため、何度かいじったことはある。
 が、カブはプラスかマイナスのドライバーが必要だったため、触ろうという気はなかったし、いじらねばならない不都合を感じたこと自体、全くなかった。
 (勿論、所有年数のわりに乗ることがほとんどなかったから、ということもある)
 それがここに来ての不調。
 その頃(一年前)、アイドリングを下げるために二、三度いじったけれど大した変化はなかった。
 なのにちょいちょい、で激変した。何が、と思ったらエアスクリューの調整をした、と言われた。そばで見ていたから「そんなものどこにあるんだ?」とは思わなかったけど、まるで隠れ身の術みたいに陰にあって、ネジの頭が見えにくくなっている。
 ジェットノズル、と言われるらしいニードルみたいなのが管の中でガソリン吸入の邪魔をする。
 それで乱気流が起こり、ガソリンが霧状になる。
 そいつがシリンダーに吸い込まれて爆発して・・・。
 、ということ。
 ニードルの位置を上げ下げするのがエアスクリュー。大きく邪魔をすれば霧が薄くなり、ちょっと邪魔をすれば霧が濃くなる。
 薄ければ爆発しにくくなるけど、その分高回転になっても熱を持ちにくい。
 濃ければ爆発しやすくなるけど、高回転になると爆発が追い付かなくなり、不完全燃焼を起こし、ノッキングなどの不都合が出る。こうなると速度は出ない。
 ということで、季節や温度、湿度によってエア調整をすることが必要だ、とやっと実感した。何という怠け者。だって通勤ライダーだもの。
 ‥‥なんて言い訳はできない。今は通勤ライダーじゃないんだから。
 それで一昨日、買い物に行こうとカブを出したら、また調子がおかしい。湿気のせいだろう。
 エアスクリューもアイドルスクリューもいじり倒した。
 結果、ますます具合が悪くなり、そうこうするうちに薄暗くなり始めた。
 もうだめだ、今日の買い物は諦めるしかない。明日、だな。
 「明日、雨の降らない午前中にゼロからやり直すしかないな」
 翌朝(昨日)。
 「昼から」と言われていた雨は朝から降り始め、結局一日続く。
 ということは、今日やるしかない。

 今日は日が暮れたから敗退、なんてことはあってはならない。
 段取りさえしっかりやっていれば、同じ人間、十数秒でちょいちょいとはできなくとも数十分以内でできる筈だ。
 段取りは、
 ①近所の迷惑にならない時間に、②明るい場所で、③汚れても構わない服装で④老眼鏡を用意して⑤手順通りに行う。
 これだけ。
 (続く)


コメント
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