CubとSRと

ただの日記

一気に来るからなぁ

2020年08月05日 | 日々の暮らし
 今日の目標は、新しいグローブを買うこと。

 昔、バイク用品の専門メーカーであるクシタニの福袋を、物は試しで買ったことがある。
 届いた箱を開けてびっくり。「えっ?」と心配になるくらい大量の商品が入っていた。
 定価の30%か25%くらいだったんじゃないか。「30%引き」、じゃなくって「30%の価格」。(もしかしたら、20%以下だったのかもしれない)
 まあ、福袋だから、正直言って「帯に短し襷に長し」で、「?」感はあっても、あまり「!」感はない。自分の体形が一番の問題なのは分かってるけど、ピンとこないというかフィットしないというか・・・。
 それでも、とにかく「お得」感は半端じゃない。

 その中に、バイク用として作られた外縫いのグローブがあった。本当にたくさん入っていた商品の中では、外れくじの景品にしか見えない、でも、ちゃんとしたバイク用。(そうそう。マウスパッドまで入っていた。今も使っている)
 中型以上のバイクに乗る時はちょっと軟弱だけど、原付に乗るには少し大袈裟かもしれないレザーグローブ。
 けれど、一周回って、カブに乗るには格好のグローブ。
 あまりにも使い勝手が良いから、冬以外はずっとこれだった。十年以上使って来たと思う。
 それが最近汚れがひどくなって、眼鏡のちょっとした汚れをグローブの先で拭く、という何気ないこともできなくなった。ここまでくれば、洗うしかない。

 裏返そうとして、よく見ると、あれだけ丈夫だった革の数か所に、切れたような穴が開いている。縫い糸がほつれて、ではない。金属疲労みたいに無理な収縮を強いられているからだろう、段々に弱って、断裂したらしい。
 場合によっては反対側から別革を当てて接着剤で留める、ということもできるし、実際、そうやって二十年近く使っているものもある。
 けれど、そうやって直すと、ちょうどドミノ倒し(と言うより、ピタゴラスイッチの方が正確かも。)みたいに、不思議なくらい、他の所が同じようにして破れ始め、モグラたたきの様相を帯びてくる。
 化学繊維のグローブは、そういうことはない。その代わり、いきなり来て、一発でアウト、だ。直しようがない。

 どちらも一長一短があるんだけど。
 矯めつ眇めつ、おだてたり叱ったり、の腐れ縁、で仲良く付き合うか。
 それとも、仕事が全て、と非情に徹するか。

 今回は、革には手が出せないので、4千円で非情に徹することにした。
コメント
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