CubとSRと

ただの日記

中国を「テロ国家」に指定しろ

2020年08月27日 | 心の持ち様
 またまた刺激的な題名ですが、羊頭狗肉というわけじゃないみたいですね。
 それなりの理由がある。
 そして、こういうこと、まとめて聞くこと自体、まずありません。
 ということで、まとめて聞くと色んなことがつながってくる。捏造やファンタジーでない「歴史」が見えてくる。
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 中国を「テロ国家」に指定しろ

 高山正之  ジャーナリスト
 小川榮太郎 文芸評論家

 高山
 明治以降、日本は欧米の技術や制度を取り入れて近代化に成功した。アジア諸国を勇気づけた「東洋の異端児・日本」を、どうやって抑え込むかーこれこそ米国の最重要課題で、それに利用されたのが、同じ黄色人種の中国だった。
 戦前・戦中、蒋介石は米国からカネをもらって日本の足を引っ張った。米国は戦後も日本を敵視し、共産党政権になっても中国を使って日本を抑え込み続けた。中国共産党は、米国が言い出した南京大虐殺のウソに乗っかって日本人に贖罪を迫り、ODAと技術援助をタダで引き出すことに成功した。
 小川
 米国のエスタブリッシュメントたちは、中国を利用してきたつもりでした。ところが今になって、実は自分たちが中国に利用されていることに気づいた。オバマ政権後半の時点で、このまま放置すると大変なことになるという認識に至った。
 高山
 米国は安い労働賃金に目をつけて、いわば「奴隷工場」として中国を利用してきた。そのために共産党独裁の北京政府を自由圏がこしらえたWTOだとかIMFだとかに入れてやった。ところが奴隷工場がいつの間にか賃金を上げ始め、利用価値は半減した。
 その一方で北京政府はWTOやIMFを巧みに使ってボロ儲けし、それで軍備を整え、西太平洋を侵略し始めた。国際機関でもお得意の賄賂攻勢で枢要なポストを占め、アメリカと並んで世界を二分する、G2だなんだと傲慢の極みに至った。そこに今回のコロナ。お天道様は何もかもお見通しだ。悪者に頂門の一針をくれてやったようなものだ。
 小川
 トランプ大統領にとっては貿易戦争を仕掛けたはずが、いつの間にかコロナ戦争が始まっていたことになる。米国国内の死者は、最終的に十万人を超えると思いますが、原爆ひとつ落とされたようなものです。
 高山
 あれだけ騒いでいたベトナム戦争ですら、死者は五万八千人。それを軽々と超えてしまった。
 小川
 ヨーロッパの主要国も、軒並み三万人以上の死者を出している。欧米では、白人国家による世界管理を求める声も高まるでしょう。中国との妥協路線は世界中の国民感情からしてもなくなる。
 これまで中国の野望を助けてきた欧米は、今後は排除、あるいは管理の方向にゆくでしょう。感染症の不始末となれば、これは命が掛かってくる。命が掛かってきた時の白人は怖いですよ(笑)。
 高山
 ウィスコンシン州議会のロジャー・ロス上院議長のもとに、「このたびのコロナ危機に際して、中国政府による対応を称賛する声明を議会に提案してほしい」とメールが届いた。送り主は中国総領事。傲慢な要求に、ロス議長は「親愛なる総領事殿、ふざけるな」と返信したという。
 駐イスラエル中国代理大使の戴玉明は、イスラエル政府が米国と並んで早期に中国人の入国を禁止したことに対し、「ホロコーストのさなか、中国だけがユダヤ人難民を上海で受け入れてやったのに、その恩も忘れてつれない対応をした。私は哀しい」と記者会見をして抗議した。そしたらイスラエル側は、「何をほざく。あのとき蒋介石は重慶に逃げ、中共も延安に籠っていた。ユダヤ人難民を受け入れたのは上海を仕切っていた日本だ」と反論した。ことほど左様に、各国外交官が盛んに「中国はいい国」を演出しようとしたんだ。
 小川
 欧米も散々、国際社会のウラで覇権を維持するよう工作をしてきた。とはいえ、ウソをつく限界は弁えてきた。民主主義を採用する以上、国民の良心を傷つける恥知らずな所業はできない。だからこそ、国際社会はG7に信頼を置いてきたわけです。そんななか、中国は暗黙の了解を土足で踏みにじった。

Will9月号別冊 「習近平中国の暴走が止まらない!」

    所載対談「中国を「テロ国家」に指定しろ」より
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コメント (2)
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