7月31日
午前中、久しぶりに喫茶店に行く。ニブラを100グラム買って帰る。
挽いてくれと言わなかったような気もするが、言ったような気もする。
いや、やっぱり言ってなかったんだろう、受け取った時の手触りで「挽いてもらいました?」と聞く羽目になる。やっぱり言ってなかったようだ。
聞き間違えるような店主ではないし、でも、「聞いてません」と、取り付く島もない、客の神経を逆なでするようなことを言う人でもない。
改めて挽いたものを渡しながら
「今日、梅雨が明けたみたいですね。『午後から降るかも』というのも、なくなったみたいです」。
何となくカブで出たのだが、一日走り回るつもり、と見られたのかも。当たらずと雖も遠からず。結局、予定通り夕方まで、あちこち用事で走り回っていた。
やっと梅雨が明けた。
「もう台風でも来ない限り、しばらくは風雨に悩まされることはない。」
ちょっとでもいつもの夏を思い返せば、今度は「暑くて日中は二階に居られなくなる」と、うんざりする筈なんだけど。やはり嫌なことは思い出したくない。「夏は冬に憧れて 冬は夏に帰りたい」というオフコースの曲の歌詞通り。
でも、こういうのって、結構いいかもしれない。
積極的な能天気、意図的な脳内お花畑。好きなことを拡大解釈して、いや、好きな部分を凝視してしっかり掴む。
批判的に物事を見詰めようとすれば、一方を凝視すると対極にあるものはどんどん負の部分が増してくる(明らかになる)けれど、肯定的に行えば、画面全体の色合いが明るくなる。
それで、というわけじゃないんだけど、「ニブラ、ってどこの言葉だ?」という素朴な疑問。
確か正式には「サントス・ニブラ」だったと思う。ならば、ニブラは地名?いや、「サントス」港から積み出されるから「サントス」だった。
ということは・・・、サントス港周辺の地名か、それとも人名か。
勿論、ネットで検索。驚いた。
「ニブラ」って、「ニッポン・ブラジル」で「に・ブラ」なんだって。
神戸の萩原珈琲がブラジルの鑑定人と契約して選定し、輸入しているから。
「シロガネーゼ」と似たような発想・・・ってことはないか、「ニブラ」の方は全く日本語だとは思わなかったから。