8月8日(日)
目が覚めたら8時を十分ほど過ぎていた。
昨晩寝たのは2時前だったが、まあ6時間も眠れたのは体にとって有難いことだ。
でも、そうなるともう買い物には出られない。何故って、暑過ぎる。
だったら、日付が変わる前に寝てりゃいいじゃないか、と言うことになる。
勿論、その通り。問題はその時点で起こるべくして起こっている。
次善の策を考えよう。
空を見る限りでは夕立など降りそうにもない。台風が近づいてきているらしい。そのせいか風もほとんど吹いてない。
「嵐の前の静けさ」というと、ただ不気味と言うか、不穏な空気の気配みたいな社会の雰囲気を現す言葉になってしまったが、本来は湿度の高い強い移動性の低気圧が急激に勢力を伸ばして、先住の冷たい空気を下から押しのけようとする。
その際に蒸し暑い空気が上昇するから急激に雨雲が発生し地上に降り注ぎ始める。嵐の前には蒸し暑くなり、風が止むのはそういうことなんだろう。
とにかく暑い。風がないから、ただ蒸し暑い。やっぱり台風のせいだ。コロナウイルスの感染者数発表じゃないけれど、「(とにかく)これまでで最高」の暑さ。
それでも明日は一日雨、みたいなので、今日、蒸し暑いからといって閉じ籠っていたら、明日はもっと出られなくなるんだから。
だから、明日のために牛乳を買って置かねば。
牛乳がなければコーヒーが飲めない。正確にはミルクコーヒーが飲めない。
もっと正確に言えばカフェラッテ?
マキネッタで淹れたコーヒーを三つ並べたデミタスカップに注ぐ。
一つは砂糖を一杯。もう一つは牛乳を八分目まで入れて。残りの一つは牛乳を半分。
三杯並べて順に飲んでいく。順番は決まってない。気分次第。
最近これが気に入って、ドリップと一日交代で飲んでいる。
フレンチプレスやパーコレーターは持ってないので、そちらは経験がない。
「本格的にエスプレッソマシンを買って」、と本気で悩んだこともあったが、自分一人だけだ、そこまで贅沢をしないで、マキネッタで辛抱しようと今は思っている。飽く迄も今は。
夕方。
4時半を回って買い物に出た。勿論明日が出られないという前提だから、どうしても買わねばならないのは牛乳だけ。雨の心配があるから車で行く。牛乳一本、買いに。片道1時間かけて。近くにも同じ牛乳があるのに。
「♪寄り道 回り道~ いつもの景色も鮮やかに ~♪」だね。
6時半に戻って来る。
台風の風と、同じく台風の影響らしい雲が広がり始めている。