おいしいしあわせ

しあわせは いつもあたたかなキッチンから・・

シフォンケーキのこと。

2004年11月13日 | お菓子
今日のおやつはシフォンケーキ。

生クリームを添えたり ケーキにおしゃれをしてあげて
食べるのも好きだけれど 我が家に日常的にあるこのケーキは
家族みんなラフに食べることも多いケーキです。

初めてシフォンケーキを知ったのは まだ独身の頃
地下街にあったケーキ屋さんで・・
そこのケーキは エンゼル型で焼いたモノで
シフォン型で焼いたモノではなかったれど
当時の私は まだシフォン型の存在すら知りませんでした。

エンゼル型で焼いてあるため 高さはなかったけれど
いままでスポンジケーキしかしらなかった私にとって
ふんわりと口の中で溶けていくような 食感に衝撃を覚えたのを
いまでも記憶しています。

その後結婚して 一年もたたないうちに主人の転勤に伴い
地方に住むこととなり 知り合いもいない中
家の中にばかりいた私は
寂しい気持ちを紛らすように レシピ本を買いあさり
来る日も来る日もケーキを焼き続けていました。
そんな日々の中 出会ったのが栗原はるみさんの本でした。

本のなかには 生き生きとしたはるみさんと 当時の私がときめくような
お菓子が沢山載っていました。本当のシフォンケーキって
この型でこんな風に焼くんだ・・。

そこでまた型マニアの血が騒ぎました。(笑)
当時 地方に住んでいた事もありましたが
今のようにちょっと大きなスーパーのお菓子道具売り場に行けば
シフォン型が売っているという時代ではありませんでした。

それから 主人が近くの大きな街に買い物にでも行ってみる?と
言ってくれるたびにシフォン型探しがはじまりました。
しかしやはり型はありません。ようやく私が手にすることが出来たのは
探し始めて 一年以上たってから実家に帰省したときに
デパートというデパートをめぐり
某有名デパートで たった一つだけ売っていた今も愛用する20センチ型です。

それから 何百回この型でケーキを焼いたことでしょう。
私のコレクションの中でも一番の 働き者です。
現在はサイズも色々持っていますし同じ20センチ型も
もう一つ持っていて焼き込まなくてはと思うのですが
ついこの型を手にとってしまいます。
初めて手にしたときの嬉しさが いまも忘れられないからでしょうか。

これからも大切に 我が家の定番として焼き続けていきたいと思います。