どかーんとメインが決まったお弁当などが苦手になったのは、
いつ頃からだったかな。
休みとはいえ、
今日も今日とていかなければならないとこもあって。
できるだけ早めに帰りたいと慌てていたときに、
たまたま目に入ったなだ万の惣菜小箱。
オットが旭川に赴任しているころ、
ほぼ二週間に一度旭川に通っていました。
仕事を終えて夜の高速バスに乗り、旭川に向かうことが多くあり、札幌駅でこれを2つ買ってバスに乗り、
旭川についてから、オットとビールを飲みながら食べるなんてことをしていました。
なんとなく懐かしいのと、ごはんは炊いてあることもあって、
元気を出そうと自分用の昼のお惣菜にと買ってきました。
ちょこちょこっといろんなお味を楽しみながら、
美味しいお昼ごはんでした。
お昼ごはんといえば、今週のサラメシ。
立ち退きで閉店するという65年続いた青果店のまかないが
取り上げられていました。
親子三代で営んできた青果店のまかないランチは、
初代の奥様(現店主のお母様)が毎日ご自分の住まいでもある青果店の二階で作られています。
昔は家族のほか従業員の分も含めて毎日三食作ってきたまかないを、80代になられた今も作られていました。
現店主である息子さんから、もうすぐ食べられなくなるおふくろのまかないを取材してもらえませんか?との依頼があったそう。
家族がお昼を食べるときには、
まかないを作り終えた自分が店番を。
あったかいごはん。
まさにそんなまかないランチの数々。
こんなごはんが作れたならしあわせだなぁ。
こんなに温かなごはんを食べているから、
こちらのご家族のみなさんは、あったかくて優しいお顔なのかもしれないと思いながら観ていました。
その温かさに涙がポロリのわたしでした。