おいしいしあわせ

しあわせは いつもあたたかなキッチンから・・

子供用包丁

2006年04月25日 | その他
ずいぶん前から 次男が専用の包丁を買って欲しいと
言っていたのですが 私は忍耐力がなくて
子供がするのをなかなか見守っていられないタイプ。
ダメなお母さんなのです。

ごはん作りのお手伝いを
少しさせてはいるのですけれど
マイ包丁なんて持ったら
キッチンから離れないような気もして
与えるのをためらっていました。

彼の信条は 
「何でも自分のことは自分で出来る立派な大人になること」だそうで
いつもいつも 「自分で出来ないと立派な大人になれない」と
言いかえされるので 
やってみる気持ちのあるうちに させてみないと
後であのときさせておけば・・なんて
何にもできない人になっちゃうかもしれないので
おもいきって与えることにしました。

昔から子供用の包丁はあるけれど
食育が叫ばれる時代とあって 種類も豊富でどれを与えてよいのやら。
安全に使えそうな きちんとしたメーカーのものに決めて
大好きなお仕事皮むきのピーラーも彼用のものを買うことに。
手にしっかりなじむよう 作られているのですね。

おうちにある道具を使えば済むことで
こういうものを与えるのは贅沢と 
おっしゃられる方もいらっしゃるでしょうけれども
道具の善し悪しは大人にとっても 大きな差。
大人の大きな包丁は <特に私のはグローバルですし
子供にとってやはり安全性も使い勝手も心配です。
愛すべき道具こそ 大切にもするんだと
私は考えます。
こうして 道具好きをまたわたしが育ててしまっているのでしょうけれど・・

食育って 学校や企業にされるものはなく
家庭でするものではないかな?とずっと思っていました。

「食育」なんて 大げさなものでなく
食べることの楽しさ 作ることの喜び
そして誰かに食べてもらう幸せを 私なりに息子に教えていけるよう
もう少し待つという忍耐力を持って
彼とキッチンに立とうと思います。