船橋情報ビジネス専門学校

身近で起きた出来事を更新していきます!!

9月19日(水)

2007-09-19 18:17:09 | Weblog
季節の変わり目です。
朝の水も冷たくなってきましたね。
気温差が激しいですから、
注意しましょう!

朝礼では、高之校長先生、
「今日は特にありません」
・・・いやな予感が・・・
日直の先生、
「私も特にございません」
まぁ、何も無いことは“平和”ということですけどね、
校長先生は毎日ですからね、そういうこともあるでしょうけど、
日直の先生はプロとして準備してほしいですね。
ちょっと情けないです。
皆さんの会社では日直は当番制ですか?
日頃どんなことを思っているのか、
どんなことに興味があるのか、
そんなことを共有するのってとても大切なことなんですよ。
だから「何もない」ではいけないのです。

気を取り直して、こんなときは
「ちょっと言わせてください」コーナー!!
写真は“黒帯”です。
今回の世界柔道、日本には厳しい結果でした。
どのスポーツニュースでも、柔道家の方々も
誰もおっしゃらないんで・・・。
今回の判定、井上さん、鈴木さんも「返し技」にやられました。
「誤審だ!」とか「勝利への執念が足りない!」とかいってますが、
私は違うと思うのです(何様??(笑))。
技が決まって、相手が“死に体”になったとき、
投げた人は、投げられた相手の負担をできるだけ軽くしてあげる
というのがあるんです。
それが“柔術”ではなくて“柔道”なんです。
一緒に道を究める者、お互いに尊重しあう良さがそこにあります。
だから、技が決まった瞬間、次の動作が相手に有利に働くのは当然です。
その瞬間を「返し技の連動動作」とされては、“柔道”ではなくなってしまいます。
齋藤監督が「柔道じゃねぇ」といわれたのも納得できます。
こんなエラソーなことを言っている私は柔道素人です(笑)。

高校時代、ウチの高校では柔道が必須でした。
柔道の先生は東海大学出身、あの世界の山下さんと一緒にされていた方です。
フランスのナショナルチームがウチの高校に来て、
先生に教わりに来ていました。
先生は「まず“心”から」という指導をされたと聞きました。

私たちの授業でも、仲間同士でプロレス技っぽく投げて、「いっっってぇぇぇぇ」
そうすると先生が笑顔で近づいてきて、
(フツー、武道の先生ってコワイですよね。でも、先生はいつも笑顔なんです)
「投げっぱなしはダメ(笑)、本当にうまい人は、
投げられた相手が痛くない投げ方をするんだよ」とおっしゃるんです。
「じゃ、杉山君」「えっっ、俺??」
その先生が目の前から消えた瞬間、私は天井を見上げていました。
とてつもなく速い背負い投げでした。
すごい音だったので、「おーーーっっ」という歓声と笑い声が・・・
「す、杉さん、大丈夫??」
「あれっっ痛くない・・・。」
本当に不思議でした。
別の稽古の日、「杉山君は柔道やってたの?」と先生から聞かれ、
「い、いえ、素人です」
(ひょっとして、柔道部に引き込もうとされているのか・・・・(笑)。)
「杉山君は前から見てたんだけど、柔道の心を知ってる。
とってもいいよ、だから10!(高校は10段階評価でした)」
また、「おーーーっっ」という歓声と笑い声が・・・
(んなわけねーですよ。身体メチャメチャ硬いんですから)
その年の期末、成績表には「評価10」が付いていました。
ウソのようなホントの話です。

3年間その先生で、相手に対する思いやりを教わりました。
3年間、何故かずーっと「10」でした。
中学時代柔道やってた人で、私より全然うまいのに「8」・・・。
嬉しいような・・・ムズかゆいよーな・・・そんな記憶があります。

卒業間近になって、柔道最後の授業、「この黒帯は、
柔道が上手っていう意味じゃないんです。
その人が、その人の心が黒帯っていうことなんです。」
常に相手を思いやる強く優しい心
それを尊んだ日本柔道。
私たちはそれをもっと誇りに思っていいのではないでしょうか?

柔道の心を教え続けた先生は数年前他界されました。
フランス、アフリカ諸国の柔道家の方々まで葬儀に参加されていました。
先生の授業は今でも覚えています。
私たちも“心に黒帯”を締められるように成長していきたいですね。
(これ、授業教案になりそうですねぇ(笑))

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