皆さん今日は。就職指導室及び図書の高橋 豊です。今回はお
寿司屋さんの話です。
先日妻に今日は寿司にしようか。と何気に言いました。妻は嬉
しそうな顔をして、「で、回転寿司?それともお寿司屋さんのお寿
司?」と聞いてきました。そこで、ふと以前読んだ雑誌の内容を
思い出しました。
回転寿司が生まれ、広く一般的に浸透する前まではお寿司といっ
たら、寿司屋の大将が握ってくれて、直に出してくれるお寿司屋
さんのことでした。それが、ぐるぐる回ってお寿司を提供すると
いう新しい形態のものが生まれると、もとの物と区別しなければ
ならないため、説明を要するための言葉として、新しい言葉が生
まれてくることになります。
就職活動においても、面接といえば、対面が当たり前でした。
しかし、このコロナ禍で、Webの面接が行われるようになり、Web
をつけて分けるようになり、これまでの面接にも対面という言葉
が必要になったわけです。
このあたりのことを、言語学者の金田一瑞穂氏がエッセイで書
いていらっしゃいました。なるほどと、楽しく拝読したしだいで
す。
さて、今回のお寿司の件ですが、私は、スーパーの折詰めのお
寿司のことをいったつもりなのですが、そのようには受け取って
もらえず、某、ショッピングセンター内にある、普通のお寿司屋
さんで食事をすることになった次第です。たとえ妻であっても、
自分の意志を伝えることは難しいものだと改めて感じた次第です。
では今回はこの辺で。 🍣(これ、お寿司の絵です。)