麓の集落から2Km、標高差200㍍、曲がりくねった林道、鋭角急坂ターンを決め、一気に目的地まで登ってきてバイクを停めた山の中。夜来の雨に潤った地面は少しぬかるんでいます。サイドスタンドがちょうど石に当たるように車両を前後させて狙いを定めます。大型バイクの総重量は400㌔はあるので、慎重に。ここで倒してしまったら、起こせないことはないけれど、泥だらけになるのは嫌。バイクの運転は、気も遣うし、身体も使うので喉が乾きます。
さあ、ひとりビアガーデンでもしましょう。
ノンアルコールビールは200円。最近は味もよくなって、ロング缶も簡単に手に入るになりました。ノンアルコールなのに、飲めば、よい気分になるので不思議。
冷凍の枝豆は100円、袋から出してコップに入れておくと自然解凍、十分な量が入っています。荒塩を振って、雰囲気づくり。冷凍ながら、農産物直売所で買う、枝の付いた枝豆と味は殆ど変わりません。ここのところの進化は凄いと感心しながら。
そして、これも冷凍ですが、長崎ちゃんぽん500円。固形燃料2個で、30分後に沸騰します。虫の声、風の音、森の緑を楽しみながら、ノンアルビールを飲み干すころ、出来立ての、ちゃんぽんで温まります。こちらも本場長﨑の思い出が蘇るほどの逸品です。
さて、撤収は簡単、所要時間5分。折りたたみ椅子と折りたたみテーブルは軽量で丈夫。テーブル1500円、椅子は1000円でした。
ゴミは小さなビニール袋1つで十分、残すは大型バイクのスタンドの跡、さっと、地ならしをして、私のビアガーデンを閉店します。
「立つ鳥跡を濁さず」……バイク乗り、山遊びの基本です(就職指導室:徳永)。