9月に入ってからパザールにはバンでぶどうを売りに来る人たちが増えました。メルロー、カベルネ・ソービニオン、シロカ・メルニシュカなどの札をつけています。おおっ、つまりワイン用?! パザールでは大きな袋に詰めてぶどうを車のトランクいっぱい!100kg近く買っていく人たちもたくさんいます!! 今年の夏は暑かったこともあり、どこで買っても誰からいただいてもぶどうがオイシイ!! 香り豊かでトロミのある甘~い果汁は今までに食べたことない!と思えるほどです。ほおばると思わずンフフ~♪と笑顔になる。ちょっとヘンかも・・・(笑)
こんなにたくさんぶどうがあれば、おいしいワインができるかな?! 誰か早くワインを作ってくださいな~♪と思っていたとき、頻出の友人バリュとエメが「ウチのロザ(ぶどう棚)の収穫なんだ。ぶどう、いる?」 でも、去年ぶどうを買い物袋いっぱいもらって、食べきれなくてダメにしちゃったんだったなあ・・・足が速いし、結構食べるのタイヘンだったし・・・ おお、それならもう少したくさんもらってワインにできないかな~ そういえばウチに7リッターの水の容器が余ってたのでこれにもらったぶどうをつぶして入れればいいなっ!! エメ曰く、
「ザハル(砂糖)を入れないと。それも”ザリ”って書いてあるもの。これじゃないとうまく発酵しないわよ!」
どれくらい入れればいいの? と聞くと、
「ちょっと待って。息子に電話するから・・・」とケータイで聞いてくれました。5kgのぶどうに対して400g弱。だいたい8%というところでしょうか。ホントは糖度計を見て量を調整するらしいのですが。
ワインのおいしさは複雑で、酸味や甘味だけでなく渋味や苦味も大切ですよね。種やぶどうの軸を入れるとこういった味が強くなるそうです。「緑の熟れてない実や軸を入れると苦くなるからちゃんと除けてね。でも種は入れるのよ。」と、エメ。
5kgのぶどうをよく潰して、7リッターの容器に入れてしばらくしたら・・・ 1週間ほどはほとんど何の変化もなかったのが・・・ !!! ちょうど1週間目の日にモコモコと激しく発酵が始まりました! ウシシ~と見ていたら・・・ ナント!! 7リッターの容器からあふれてきた!! アワアワワ・・・(汗) 急いで10リッターの容器を買ってきて移しました。フ~・・・ ぶくぶく泡が出ている間2週間くらいは毎日混ぜるんだそうです。近頃はずいぶんと落ち着いてきたみたい。
とにかく今年は実験!! ウチでもワインはできるのか?!