雨がぐずぐずと10日ほど降り続けたこちらペルニックでしたが、その後天気も回復しいよいよ夏らしくなってきました。
日本から来てくれた友人たちとカザンラク、シプカに行った話を先日UPしましたが、そこにチョコっと書いた「ヤゴダ(ブルガリア語でイチゴ)村」についてコメントをいただきました。
「ヤゴダ村には温泉がある!」 へえへえへえ(古。) オオオ~ッ! 温泉大好きなわたしとしてはうれしいゾ!! (Tapoさん情報ありがとうございます。)
前のお客さんが帰国した後にまたお客さんが! 彼女もバラの谷方面に行きたいということなので、ならば再びカザンラク、そして「イチゴ」村に行ってみよう!! ということになりました。
スタラ・ザゴラからカザンラク方面に走ったところにある村「ヤゴダ」。入口の看板が・・・ けっこうデカくて、そしてサビサビの古さだ。でもちゃんと「ミネラルニ・バニ」つまり温泉があると書いてある・・・ 温泉を探して車を走らせると村を通り過ぎてしまいましたが、 そこにも看板・・・ しかもコレって!! ソ連の旗じゃん!!(さびてるけど、確かに!!)ってことは、共産時代、ソ連人がヤゴダ村の温泉に入りに来たのか? でも、現在の雰囲気はブルガリアにありがちなさみしい感じ。馬がモサモサ草をはむ道端を車で入ってみました。 おおっ、この建物の感じ、もしかして・・・ あった~っ!! ブルガリアの温泉を渡り歩いてきた(?)わたしのハナがヒクヒク反応!! けっこう由緒ある建物だなあ・・・
でもこの日は急いで帰る予定だったので今日はロケハンのみ。でも一応、働いているおばちゃんに尋ねてみました。「今日は利用する時間がないんですけど、一人いくらですか?」
「あら~、じゃあ中を見ていけば~?!」 ということで浴槽まで見せてもらいました。オオ~、けっこう広いなあ。共同浴場で一人2レバ、家族風呂で1時間4レバでした。その親切なおばちゃんと少し話しをすることができましたが、印象深かったのが
「あら、あなた日本人なのね。わたしもブルガリア人じゃないのよ」
「えっ、そうなんですか?」
「わたしはロマなのよ。そのことを誇りに思ってるの。」
今までロマの友人たちと話しをしてはっきりと「自分はブルガリア人ではない」と言い切ったのはこのおばちゃんがはじめてだったような気がします。そういえばここの利用者もほとんどロマの人たちだったような。どこの温泉でも共同浴場ではロマの人たちと御一緒するんですが。外では木陰でアイスクリームを売っているおばちゃんと今風呂から上がってきた人たちが・・・
温泉施設の隣は何と、プール! こちらは入場料一人3レバ。外から様子をのぞいていると、これまた親切な管理人のおじさんが「中に入って見ていきなヨ。今日は小さいほうのバセイン(プール)しかやってないけど、このプールの水も温泉なんだ。ケバブチェもビールもあるぞ!夏はスーペル(スーパー、つまりスゴイ!)だ!!」 確かに少々肌寒い日でも温泉プールならご機嫌です!
近所にはさらにプールつきのリゾート施設が建設中!! イチゴ村、これからちょっと注目しちゃおうっと!! また来たらぜーったい温泉入りマ~ス!!
でもいつも思ってたんですが、ブルの温泉て浴槽の深さが中途半端じゃないですか??座ると溺れるし、立つとちょっと胸が出てしまうから、いつも中腰(笑 人によってはちょうどいいんですかね~
ブルガリア人はあまり温泉に行かないんですよね。なんででしょうね。
プールの複合施設もまたレポート待ってます!