真っ赤に染まったジャンキ干の汁を見ていると作りたくなってしまったのが紅しょうが。これだけ赤ければ生姜も赤く染まるかな? イザッ、挑戦!!
「ヒット」や「カウフランド」、「ビラ」などの大型スーパーでは生姜が売られています。生姜はブルガリア語で「ジンジフィル」。以前から調味料として乾燥させた粉末は売られていましたが、最近では生姜の効能に「あやかりたい」ブルガリア人も増えているようで、少しずつですが根生姜も流通してきているようです。でも、輸入品なのか、ちょっと悲しく乾燥して筋っぽい・・・ ホントはみずみずしい新しい生姜が欲しいのに・・・ しょうがない(?)のでとりあえず大きな、なるべく新しそうな生姜を一かたまり買って来て、インターネットで探したレシピに従って漬けてみることに。まずは塩でつけて天日干し、それからジャンキ干の副産物のジャンキ酢(?)に1週間ほど漬けておきました。
そうこうしているうちに何と!! すぐ近所に住む友人マシューとエミリーの家の裏に赤紫蘇がボーボーはえているのを発見!! いつも通ってる所なのになんで気づかなかったんだろう・・・ まさに「灯台下暗し」でした。ちょうど庭いじりをしていたエミリーに「これ、日本では食べるんだよ!もらってもいい?」と聞くと、
「全部持ってっていいわよ! どうせ来年にはまたボーボー生えてくるし、それにもうすぐ枯れるから。」
それを聞いていたマシューは、「どんな味がするんだ? 日本じゃどうやって食べるの? どんな味?」と興味深げでしたが、あんまり説明できませんでした。刺身のツマとか漬物とか、説明できなくて。ブルガリア人には紫蘇を食べるという感覚はないみたい・・・ ブルガリア人の家の庭や、お部屋の鉢植えでもしょっちゅう見るんだけどなあ・・・
ということで、きれいなところを少しだけもらって(来年はたくさんもらってジャンキ干にも使おう!!)、塩もみしてアクを出した赤紫蘇を、下漬けして1日天日干しした生姜と一緒に漬け込みました。さてその結果は?
しっかりと赤く漬かっています!! どんな味か試してみようと、まずは一時期こちらのサイト、NIKKEIの「食べ物新日本奇行」で話題になった「紅しょうがの天ぷら」に。(ちょうどその日いい天ぷらのねたが見つかったので、そのついでに。その件はまた近日中に!! 請うご期待!!) ウ~ム、ちと塩辛いかな? でも本来細切りにして食べ物の上に載せるものだからまあ、いいか!これをとんこつラーメンや牛丼なんかにのっけるとおいしそう! で、この国のおいしいものの一つジャガイモとパスタの麺を使って超ローカルB級グルメ、おジャガの入ったやきそば(両毛線沿線名物・・・笑、これもこちらで話題でした。)で味わってみました!! ああ・・・これぞ海外生活・・・