MOONIE'S TEA ROOM

大好きな読書や言葉、料理のコトなど。

鍋蓋つまみを交換する

2025年03月15日 | 家事のおはなし
ティファール(T-fal)の「バタフライガラスぶた(18cm)」の つまみが取れてしまいました。
もちろん同じガラスぶたを再購入することもできるのですが、ガラスぶたの本体は全く問題がなく綺麗なので、今回は百均で 蓋用つまみだけ買ってきて交換することにしました。

100円ショップ「Seria(セリア)」で買ってきたのは、エコー金属株式会社の製品「鍋ツマミ2P」。
適応する蓋の穴のサイズは約7mmで、大小2つのサイズがセットになっています。

以前、湾曲が強い蓋には交換用つまみが使えなかったのですが、ティファールのガラスぶたは平なので全く問題なし。スムーズに交換できました。
今回は小さい方を使いましたが、大きい方も予備で保管しておけば使えそうです。
(小:つまみ直径3.6cm、台座直径5.5cm、高さ3cm
 大:つまみ直径4.3cm、台座直径6.3cm、高さ3.3cm)

つまみを探しに行く時に、蓋の穴のサイズを確認してから行くことをお勧めします。
(私は蓋を持って行っちゃいました)
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甘口カレーに黒七味

2025年02月15日 | 料理&美味しいもの
子ども用に買っていた甘口カレーが賞味期限ギリギリに。
私1人だけのお昼時、「私の好みは中辛だしなぁ」と思って少し悩んだのですが、先日夫に買ってきてもらった「黒七味」を思い出しました。
我が家では定番の香辛料、原了郭の「黒七味」。
いつもは豆乳鍋や親子丼などに使うことが多いのですが、今回レトルトの甘口カレーに豆袋1袋(0.2g)を混ぜたらピッタリの辛さでした。

ちなみに祇園の本店だけではなく、京都駅1階の「京都駅 八条口店 おもてなし小路 内 お食事処」でも豆袋の七味を購入できるので、京都土産にもお勧めです。

<参考リンク>
黒七味 豆袋|原了郭オンラインショップ
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『ちゃっけがいる移動図書館』

2025年01月15日 | BOOKS

ちゃっけがいる移動図書館 -髙森美由紀 著|単行本|中央公論新社

小田桐実、三十五歳。図書館に非正規職員として勤務。将来の夢はない、貯金もない、結婚もできない。そんな、ないない尽くしの毎日が、子犬を拾った日から激変する!?

 

図書館好きなので図書館を舞台にした本が出るたびに手に取ってしまいます。

『ちゃっけがいる移動図書館』は、30代非正規勤務独身女子が主人公。
真面目で不器用で空気が読めなくて、夢も気力もなく毎日を過ごしている彼女の暮らしに突然子犬がやってきます。

成長物語っていうと10代を思い浮かべがちですが、30代だって成長する!
子犬との出会いが暮らしも意識も周りとの関係も変えていく……読後感が暖かくて優しい物語です。

物語の中で彼女の借りている本や読み聞かせしている本、利用者にお勧めする本にも注目。
彼女の気持ち、心中を表す重要な小道具だと思います。

表紙のイラストもやわらかい日差しが素敵。
私は中扉のボールを追いかける ちゃっけのイラストが一番好きです。
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『まぬけなこよみ』

2024年12月15日 | BOOKS

『まぬけなこよみ』 - 平凡社

 

朝日新聞出版:文庫『まぬけなこよみ』

津村記久子さんの作品が好きだ。
「この作品、好きだなぁ」と思った本が「あれ、これも津村記久子さんだった」と、後から気がついて驚いたことが度々ある。
図書館で何気なく借りた本だったり新聞連載だったり、自分で意識して購入していないときに発生するので、作者にしてみれば失礼な読者である。
ファンタジーものは作家で借りることが多いのだけれど、それ以外は新刊コーナーや返されたばかりの図書を置いてあるブックトラックから選ぶことも多いので作者を気にせず読んで、後から「あ、これ」となったり……。

『まぬけなこよみ』もタイトルに惹かれて何気なく手に取ったような気がする。
平凡社では「芥川賞作家による脱力系歳時記エッセイ」、朝日新聞出版の文庫の帯では「超庶民派芥川賞作家のとほほで可笑しな四季エッセイ」と紹介されているのだけれど、たしかに ゆる〜く読めて ちょっと楽しいエッセイ集なのだ。
タイトルの中に「こよみ」とあるように、季節を感じる言葉についての想いやエピソードがつづられるのだけれども、「芥川賞作家」という堅苦しさは全く感じさせない、きっと何度読んでもクスッと笑ってしまう気がする1冊である。

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『レディ・ムラサキのティーパーティ らせん訳「源氏物語」』

2024年11月15日 | BOOKS

『レディ・ムラサキのティーパーティ らせん訳「源氏物語」』(毬矢 まりえ,森山 恵) 製品詳細 講談社BOOK倶楽部

NHK‐Eテレ「100分de名著」2024年9月放送「ウェイリー版・源氏物語」、NHKラジオ第一「高橋源一郎の飛ぶ教室」に著者出演で話題! 源氏物語はなぜ「世界文学」になったのか?...

講談社BOOK倶楽部

 

 源氏物語が苦手な人にこそ読んでいただきたい1冊です。
 私もこの本を高校生までに読んでいたら、古典の授業での光源氏への印象が大きく違っていただろうと思いますし、これから古典の授業を受ける若い人たちにも知らせたい気持ちでいっぱいです。とりあえず、本好きの中学生の姪っ子には要点だけでも伝えなければと思いました。

 まず「英訳された源氏物語を日本語に再翻訳する」という意義が全く理解できていなかった私ですが、この本を読んでいて本当に興奮さえ感じました。
 ウェイリーの「翻訳」は、ただ日本語の物語を英語にするというだけではなくて、英語版が作成された当時の文化・宗教だけでなく、彼の持つ膨大な多言語の知識と文学や詩への深い造詣を総動員した結晶といえる「発展的翻訳」であること。
そして、ウェイリーが『源氏物語』込めたものを再発見していく著者姉妹(毬矢・森山姉妹)のやり取りのワクワクとドキドキ。なんて、知的で高尚で……楽しそう!
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 千年前の古典語、百年前の英語、現代日本語の三つの世界。加えて、白居易「長恨歌」や『史記』などの中国の古典も現れれば、旧約聖書の世界も、シェイクスピアやイギリスロマン派の詩も、プルーストも現れる。
(『レディ・ムラサキのティーパーティ らせん訳「源氏物語」』p.278から引用)
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 病弱ゆえの膨大な読書量と家庭がバックグラウンドにある宗教知識を共有していたとしても、こんな素敵な交換日記をできる姉妹は他にはいないんじゃないかしら。(うらやましい!!)毬矢さんは俳人でもあり、森山さんは詩人でもあるとのこと。ウェイリーの『源氏物語』を日本語に訳し戻す際に、彼女たちの文化・宗教・言語・芸術の知識が総動員されて、新しい「発展的翻訳」が作り出されたことも素晴らしいですが、その経緯をこうやって本にしてくれたことが素晴らしいと思います。
 私としては、とくに第3章の光源氏と第6章の末摘花についての考察は、まさに目から鱗でした。
 巻末の「主な参考・引用文献」も壮観です。(p.301〜317)
 全部を読むのは無理でも、一つ一つの資料を読むごとに、誰でもレディ・ムラサキのティーパーティに近づけるかもしれません。

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室外換気口(吸気口・給気口)の掃除

2024年10月15日 | 家事のおはなし
 マンションなどの換気口は、室外から室内に空気を取り込む「吸気口・給気口」と室内の空気を室外へ排出する「排気口」がありますが、換気口の掃除というと「排気口」のフィルター掃除ばかり取り上げられている気がします。
 我が家も「排気口」(キッチン・脱衣所・トイレ・浴室の換気扇)のフィルター掃除は毎月しているのですが、室外の「吸気口・給気口」の掃除は年に1〜2回ほど。

 汚れがひどくないときはカバーがついたまま歯ブラシでホコリや汚れを落とすのですが、今回はカバーを外して掃除することにしました。
 小さなネジをプラスドライバーで外します。※このネジをなくさないように注意が必要です。

 カバーを外すと、金属製の網にびっしりとホコリと汚れがついています。汚れがついていない部分は歯ブラシでこすったところです。(カバーがついたままで掃除した部分が縞模様になっていますね)
 この家に住み始めた時は、全面に汚れがこびりついていて網の穴が見えないようになっていました。私たちの前に住んでいた方は掃除の必要があることをご存知なかったのかもしれませんね。

 網を外した部分にもホコリと汚れがあるので、小さいブラシや雑巾などで掃除します。

 せっかくの「24時間換気システム」も綺麗な空気を取り込む「吸気口・給気口」が詰まっていたら もったいないです。年末の大掃除まで待たず、暑過ぎず寒過ぎない春&秋のお掃除をオススメします!
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『おいしい旅』と「天守石垣サブレ」

2024年09月15日 | BOOKS
 たまたま本を読んでいたら知っているお店が出てきて嬉しくなりました。

『おいしい旅 しあわせ編』(角川文庫)

心ときめく風景や絶品料理がここに。「しあわせ」溢れる旅×グルメ小説集!
<もくじ>
「もしも神様に会えたなら」大崎梢
「失われた甘い時を求めて」新津きよみ
「夕日と奥さんのお話」柴田よしき
「夢よりも甘く」篠田真由美
「旅の理由」松村比呂美
「美味しいということは」三上延
「オーロラが見られなくても」近藤史恵

KADOKAWAオフィシャルサイト

 

 第2話「失われた甘い時を求めて」に長野県松本市のお菓子屋さん「マサムラ」が登場します。
 松本に住む親戚からのお土産の定番が「マサムラ」の「天守石垣サブレ」。
 私はこれが本当に大好きで、今年の夏も実家への帰省の時に親戚からいただいて子どものように大喜びしてしまいました。

 何年ぶりでしょう。敷紙が金色から黄色に変更になったかな?やっぱり美味しいサブレです。
 冷やして食べることが推奨されていて、私も冷やして食べた方が美味しいと思います。

 お話の中に登場していたのはサブレではなくてシュークリーム。
 なかなか松本に行く機会がありませんが、いつかお店に行ってシュークリームを買いたくなりました。

 ほかのお話も、さすが「しあわせ編」。読後感が良いものばかりです。
 ぜひ旅のお供に持って行ってはいかがでしょう。


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『水曜日のクルト』

2024年08月13日 | BOOKS

『新版 水曜日のクルト』大井 三重子 - 偕成社

ミステリー作家仁木悦子として知られる著者による童話集。

偕成社 | 児童書出版社 -

 


大井 三重子さんがミステリー小説の仁木 悦子さんだと知って驚きました。
ミステリーとは違う趣きの児童書ですが、今の時代に読んでいただきたい一冊です。

とくに「血の色の雲」という1編は、ロシアによるウクライナ侵略やイスラエルのガザ侵攻が起きている今、子どもたちにも大人にも胸に迫るお話になっています。
解説によると、著者は二人の兄を戦争にとられ、上のお兄さまは戦死されたのだそうです。

「血の色の雲」では主人公の友人と二人の兄が戦地へ向かいます。
「戦争に行くのは家族や友人を守るため」という友人に「向こうの国にも、私がいる。いく百人も、いく千人も」という主人公の叫びは、戦争を経験した著者自身の真の言葉でしょう。

武器を持たない一般市民、何の罪もない子どもがいる場所を攻撃する国を止められないのは本当に歯痒いことです。
人々の生活の場を破壊し尽くす行動も「自分の国の人を守るため」という大義で行われています。
国際的な紛争を武力行使ではなく平和的手段によって解決できる世界になるよう、祈るばかりです。
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『 20歳のときに知っておきたかったこと―スタンフォード大学集中講義』

2024年07月13日 | BOOKS
『 20歳のときに知っておきたかったこと―スタンフォード大学集中講義』
ティナ・シーリグ 著
(CCCメディアハウス・旧 阪急コミュニケーションズ)


もう「20歳」どころか、倍以上生きているのですけれど、読む価値のある1冊だと感じました。
メモをとりたくなるような名言が豊富で、「スタンフォード大学集中講義」というタイトルから感じた「難しそう」という印象を良い意味で裏切って、語りかけるような文体で書かれていて読みやすいのもありがたいです。

たくさんの成功者の失敗と成功のエピソードが紹介されていて、生まれながらの成功者はいないことに気付かされます。
幸運にめぐりあうためには常日頃の努力が大切なことも分かります。

私が気に入った箇所は、第7章にある
「よき観察者であり、開かれた心を持ち、人あたりがよく、楽観的な人は、幸運を呼び込みます。」
「運のいい人たちは、(中略)自分の知識と経験を活用し、組み合わせるユニークな方法を見つけています。」
というところ。
私も、運の良さは待っていても得られないもので、幸運を呼び込むための考え方や生き方があるように思います。

第6章の
「キャリア・プランニングは、外国旅行に似ています。どれほど綿密な計画を立てて、日程や泊まる場所を決めても、予定になかったことが一番面白いものです。」
この箇所も、子育てをしている身にとっては響く言葉でした。

20歳のときにこの本を知っていたら私の人生が大きく変わっていたかというと、それほどではないかもしれませんが、「人生にはいろいろなチャンスがある。何度失敗しても世界は可能性に満ちている。」ということを若い人に伝える素晴らしい1冊だと思います。
まずは娘に薦めてみようかな。

<追記>
こちらの本には新版が出ています。
『新版 20歳のときに知っておきたかったこと』 (CCCメディアハウス)
目次を見てみると2つの章が増えているようですし、解説も新しくなっているようです。
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読書するときに照明のモードを選ぶ

2024年06月13日 | いろいろ
最近、読書の時に本のページの紙の白さをまぶしく感じるようになってきました。
「読んでる時に文字を追うのが以前よりも辛く感じるなぁ」と思っていたのですが、家族にそう話したら、
「じゃあ、これでどう?」と照明のリモコンを操作してくれました。
本当にびっくり。文字がくっきり、すっきり読めるようになりました。

我が家のリビングルームの照明のリモコンには「あかりセレクト」という機能があって、
「Aさわやか 蛍光灯」
「Bよみかき 図書館」
「Cだんらん 食卓」
「Dくつろぎ 電球」
の4つと「全灯」「保安灯」の6種類のモードを選べて、さらに「明るさアップ」というボタンもあります。

今回選んだのは「Bよみかき 図書館」モード。
こんなにも違うなんて!
この照明を使って3年もたつのに、試すこともなく毎日「全灯」で生活していました。

ほかの部屋の照明のリモコンを見てみたら、「全灯」「常夜灯」「明るい<>暗い」「白い色<>暖かい色」というボタンがありました。
メーカーや照明器具によってさまざまな機能があるようですが、我が家のリビングルームの照明は「明るさと光の色を組み合わせたおすすめのあかり」を選べるようになっているようです。
さすが「おすすめ」!
本を読むときに読みやすい明るさと光の色があるなんて考えていませんでした。
もちろん、人によって読みやすいと感じる照明は違うのだと思うのですが、私にはぴったりでした。

この「調光機能」「調色機能」「減光機能」は、LED照明になったからこその機能のようです。
「蛍光灯」モードを選んでも、以前の蛍光灯照明に比べると消費電力は半分以下になっているということなのでありがたいですね。
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