『まるまるの毬』(マルマルノイガ)
著者: 西條奈加
講談社
「毬」って、「まり」だと思っていたら、「いが」とも読むんですね。
手に取るまで、てっきり「まるまるのまり」だと思っていた私です。
ちょっとした秘密を抱えた菓子屋の家族をめぐる、楽しくもあり、切なくもある、味のある物語です。
江戸時代の身分の違いや、お菓子というものの位置づけ。
理不尽さややるせなさも感じますが、美味しそうなお菓子が人と人とをつないで思い出を作り、未来へとつながっていく優しい物語になっています。
心をまぁるく、でも泣きたい時は泣いて甘えて。
家族が、家庭が、そんな「毬」のようなものだといいですね。
著者: 西條奈加
講談社
「毬」って、「まり」だと思っていたら、「いが」とも読むんですね。
手に取るまで、てっきり「まるまるのまり」だと思っていた私です。
ちょっとした秘密を抱えた菓子屋の家族をめぐる、楽しくもあり、切なくもある、味のある物語です。
江戸時代の身分の違いや、お菓子というものの位置づけ。
理不尽さややるせなさも感じますが、美味しそうなお菓子が人と人とをつないで思い出を作り、未来へとつながっていく優しい物語になっています。
心をまぁるく、でも泣きたい時は泣いて甘えて。
家族が、家庭が、そんな「毬」のようなものだといいですね。