経営コンサルタント日野眞明のmoreな「ひとりごと」

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生きた言葉。<3,681本目>

2011-08-19 08:10:00 | ひとりごと
年間に800枚ぐらい名刺交換をするので、
本当にいろいろな人と出会う。

その中でも経営者(あるいは経営者予備軍)に会うととても勉強になる。

例えば20年以上事業を続ける経営者の話の中では、
必ずどこかで”苦難の時期”がある。

その苦難や上手くいかない時に”転機”が訪れていることが多い。

そして、その転機をチャンスととらえて、
全社改革に乗り出したり、新規事業への取り組みを始めたりするのだ。

そしてそれを続けることで、”結果”が出てくる。

何かと結果が出ないと不安にもなってくるが、
どんな結果が待っているかを先に考えすぎることなく、”やってみる”のだ。

そんなことをやり続けて、
「小っちゃいけれど日本一」になった会社の経営者の言葉、

「苦悩が智恵に、失敗が教訓に、苦労が財産に」
なんだか、口に出すと照れくさいような言葉だが、

文字にして読んでみると、なかなか奥深い。

中途半端な覚悟で事業を進めていないことがよくわかり伝わってくる。

そしてこの経営者はさらにこうも言う、
「真面目にコツコツ、愚直な経営をただひたすらに、
やってきただけですよ。」と

決して大手企業ではない、中小企業経営者だ。

言ってみれば”どこにでもいる”経営者だが、
”なかなかいない”経営者でもある。

自社の効率ばかり追求して、お客様のことを忘れてしまっては本末転唐セ。

お客様がいてこそ成り立つビジネスだけに、
「苦労が財産」になるのだ。

”失敗の蓄積がノウハウ”になるな。

先人が言っていた(今ではほとんど聞かない)
「苦労は買ってでもしろ!」は
役に立つことが今さらながらわかってきた。

   









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