妻女山陣場平の貝母もしぼみ始めたので、某里山へコシアブラハンティングに行きました。獣道しかない様な藪山を3時間歩きました。
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ヤマザクラやカスミザクラが咲く藪山に突入です。シジュウカラがツピー、ツピーと鳴いています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/31/cde37937aeb9180470b89b4dbfb161bc.jpg)
何か道がある様に見えますが、作業道ではなく獣道です。これも途中で消えてしまいます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/d5/378380416075493e5f3f13d9fc351c13.jpg)
コシアブラ。ハリギリはこんな風に葉が開いたら苦くてとても食べられませんが、コシアブラやタラの芽は大丈夫です。こういうのは炊き込みご飯より天ぷらに向いています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/33/fc561f64388835dcd76a355e784ea223.jpg)
中央に2本、コシアブラがあるのが分かるでしょうか。他の樹木も芽吹いているので、きちんと見分けられないと採れません。有毒のものもあるので、確かな同定は必須です。コシアブラは、幹の直径が4,5センチでも樹高が5m以上あります。特別な道具が必要なんですが、私はキブシの枝で作ったオリジナルの道具を使います。
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あら、自分の位置を見失いました。とりあえずどの方向へ行くと小道に出られるのか分かっているので、位置確認のために下りました。やれやれ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/f9/117f1fe5f86f18b2b4ecfea7ee263c8b.jpg)
足元に咲いていたスミレ(菫)。手前の葉が非常に特徴がありますが、他を見ると丸かったりします。う〜ん、同定できません。
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ヤマモミジでしょうか。逆光に映えて美しい。
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コハウチワカエデの花。この山域には十数種類のカエデが自生します。
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ツタウルシ(蔦漆)。絶対に触ってはいけないウルシです。ツタと似ているので要注意。里山には普通にあるので気をつけないといけません。ツタウルシは、ウルシオールとラッコールという最強のかぶれ成分を含んでいます。抗ヒスタミン成分を含むステロイド外用薬を患部に塗ることです。酷いときは病院へ。さて帰ります。
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いつもの様にお昼は、茶臼山に寄って北アルプス展望所で。信州の里山の原風景の向こうに北アルプスの絶景。仁科三山の左から爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳、五竜岳。この里山に、私が知っているだけで三つの山城があります。
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右に目をやると白馬三山。ひだりから白馬鑓ヶ岳、杓子岳、白馬岳。右手前に拙書でも紹介の虫倉山。ここまでが松代藩の領地でした。七二会から小川村まで、中腹を集落をつないで道路が通じています。ドライブもいいですが、サイクリングも最適です。遠く美ヶ原も見えます。
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善光寺平展望所。北陸新幹線の高架橋が見えます。その向こうにホワイトリング。山上は爽風もあって快適ですが、麓は27度の暑さ。眼下は、お見合い風呂で有名な中尾山温泉。昼食を済ませて妻女山に向かいます。帰りに若い女性がひとり茶臼山へ登っていきました。この季節の里山歩きは最高です。
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妻女山招魂社へ向かう途中でマルバアオダモが咲いていました。
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招魂社の桜は葉桜ですが、八重桜が満開になりました。桜の塩漬けを作りましょう。
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招魂社の鳥居近くに咲くウワミズザクラ。きりたんぽの様な花穂が微風に揺れて美しい。知らないととても桜には見えませんが。
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こんな風にアップにすると、桜と分かります。ヒオドシチョウが吸蜜していました。妻女山陣場平の貝母は、気温27度の暑さで全てしぼんでしまいました。これから一月以上かけて糸巻き形の実が成長していきます。GWには、イカリソウ、ミヤマナルコユリ、ホタルカズラ、シロヤブケマン、ヤマツツジが咲きます。
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ウドと私の手作りベーコンのフジッリのパスタ。半分はそのままで、半分食べたら明太子を混ぜて味変。この時期は、コゴミ、野沢菜の菜花、タラの芽、ハリギリ、ウド、ノビル、ニラ、フキと出てくるので、野菜はほとんど買いません。ただ、ワラビ、ゼンマイ、フキ、ミョウガなどには発癌物質が含まれているので、必ずアク抜きを。そして、ウド、タラの芽、コシアブラ、ノビルなどの山菜は、火の通りが速いので、茹ですぎ揚げすぎには注意しないといけません。
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コシアブラは、山菜の女王などともいわれますが、一番クセの強い部類だと思います。そのため好き嫌いがはっきりします。一般的には、左の天ぷらが最もポピュラー。ヒマラヤ岩塩で。右は、コシアブラのペペロンチーノ、明太子トッピング。右はウドのバルサミコソースドレッシングで。プラス、オリジナルレシピを二つリンクしておきます。
●コシアブラの味噌ハンバーグ:コクのある旨味と独特の風味が後引です。
●コシアブラの炊き込みご飯:最後に生のコシアブラを刻んで混ぜ込むのがポイント。
◆『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。
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★本の概要は、こちらの記事を御覧ください。
★お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄ではなく、左のブックマークのお問い合わせか、メッセージからメールでお願い致します。コメント欄は頻繁にチェックしていないため、迅速な対応ができかねます。
インタープリターやインストラクターのお申込みもお待ちしています。好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。市民大学などのフィールドワークを含んだ複数回の講座も可能です。左上のメッセージを送るからお問い合わせください。
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ヤマザクラやカスミザクラが咲く藪山に突入です。シジュウカラがツピー、ツピーと鳴いています。
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何か道がある様に見えますが、作業道ではなく獣道です。これも途中で消えてしまいます。
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コシアブラ。ハリギリはこんな風に葉が開いたら苦くてとても食べられませんが、コシアブラやタラの芽は大丈夫です。こういうのは炊き込みご飯より天ぷらに向いています。
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中央に2本、コシアブラがあるのが分かるでしょうか。他の樹木も芽吹いているので、きちんと見分けられないと採れません。有毒のものもあるので、確かな同定は必須です。コシアブラは、幹の直径が4,5センチでも樹高が5m以上あります。特別な道具が必要なんですが、私はキブシの枝で作ったオリジナルの道具を使います。
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あら、自分の位置を見失いました。とりあえずどの方向へ行くと小道に出られるのか分かっているので、位置確認のために下りました。やれやれ。
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足元に咲いていたスミレ(菫)。手前の葉が非常に特徴がありますが、他を見ると丸かったりします。う〜ん、同定できません。
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ヤマモミジでしょうか。逆光に映えて美しい。
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コハウチワカエデの花。この山域には十数種類のカエデが自生します。
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ツタウルシ(蔦漆)。絶対に触ってはいけないウルシです。ツタと似ているので要注意。里山には普通にあるので気をつけないといけません。ツタウルシは、ウルシオールとラッコールという最強のかぶれ成分を含んでいます。抗ヒスタミン成分を含むステロイド外用薬を患部に塗ることです。酷いときは病院へ。さて帰ります。
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いつもの様にお昼は、茶臼山に寄って北アルプス展望所で。信州の里山の原風景の向こうに北アルプスの絶景。仁科三山の左から爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳、五竜岳。この里山に、私が知っているだけで三つの山城があります。
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右に目をやると白馬三山。ひだりから白馬鑓ヶ岳、杓子岳、白馬岳。右手前に拙書でも紹介の虫倉山。ここまでが松代藩の領地でした。七二会から小川村まで、中腹を集落をつないで道路が通じています。ドライブもいいですが、サイクリングも最適です。遠く美ヶ原も見えます。
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善光寺平展望所。北陸新幹線の高架橋が見えます。その向こうにホワイトリング。山上は爽風もあって快適ですが、麓は27度の暑さ。眼下は、お見合い風呂で有名な中尾山温泉。昼食を済ませて妻女山に向かいます。帰りに若い女性がひとり茶臼山へ登っていきました。この季節の里山歩きは最高です。
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妻女山招魂社へ向かう途中でマルバアオダモが咲いていました。
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招魂社の桜は葉桜ですが、八重桜が満開になりました。桜の塩漬けを作りましょう。
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招魂社の鳥居近くに咲くウワミズザクラ。きりたんぽの様な花穂が微風に揺れて美しい。知らないととても桜には見えませんが。
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こんな風にアップにすると、桜と分かります。ヒオドシチョウが吸蜜していました。妻女山陣場平の貝母は、気温27度の暑さで全てしぼんでしまいました。これから一月以上かけて糸巻き形の実が成長していきます。GWには、イカリソウ、ミヤマナルコユリ、ホタルカズラ、シロヤブケマン、ヤマツツジが咲きます。
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ウドと私の手作りベーコンのフジッリのパスタ。半分はそのままで、半分食べたら明太子を混ぜて味変。この時期は、コゴミ、野沢菜の菜花、タラの芽、ハリギリ、ウド、ノビル、ニラ、フキと出てくるので、野菜はほとんど買いません。ただ、ワラビ、ゼンマイ、フキ、ミョウガなどには発癌物質が含まれているので、必ずアク抜きを。そして、ウド、タラの芽、コシアブラ、ノビルなどの山菜は、火の通りが速いので、茹ですぎ揚げすぎには注意しないといけません。
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コシアブラは、山菜の女王などともいわれますが、一番クセの強い部類だと思います。そのため好き嫌いがはっきりします。一般的には、左の天ぷらが最もポピュラー。ヒマラヤ岩塩で。右は、コシアブラのペペロンチーノ、明太子トッピング。右はウドのバルサミコソースドレッシングで。プラス、オリジナルレシピを二つリンクしておきます。
●コシアブラの味噌ハンバーグ:コクのある旨味と独特の風味が後引です。
●コシアブラの炊き込みご飯:最後に生のコシアブラを刻んで混ぜ込むのがポイント。
◆『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。
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