土曜日の朝、テレビをつけると「サワコの朝」に
出ていた江原さんが、認知症について話して
いました。
徘徊してしまう人は、外へ出たかったけれど
出られなかった人、暴言を吐く人は言いたい
けれど言えなかった人、暴食する人は
食べられない時期があった人と…
ぼんやり観ていたテレビなので、正確には
覚えていませんが、認知症の症状はそれまでの
人生が反映してくるのでしょうか…
私の母が、先日お風呂から出たら、姉のことが
突然、分からなくなり「幸子さん、ずっと
居て下さってご親切に有難うございます」と
言ったそうです。
姉は慌てて「私は幸子じゃないよ。
お母さんの長女だよ」と言ったのですが
母は、分かったふりをしたそうです。
翌朝になったら「昨日は変なことを言って」と
普通に戻ったとのことでした。
その話を息子にすると、「もう、おばあちゃんを
ボケさせてやれよ」と言う一言が返って来て
その言葉にハッとしました。
姉は認知症外来に連れて行くと言ってましたが
ボケることも自然なことなのかもしれません。
ボケることを、否定するのはこちらの考えなのかも
しれません。
母は、「皆よくしてくれてね~有り難いよ」と
感謝を言葉にするようになりました。
ボケることも母の人生に組み込まれているの
かもしれない…
「ボケさせてやれよ」と言った息子の言葉が
ずっしりと来ています。