読まなくちゃと思って、本箱に寝かせてしまった
田口ランディさんの「ヒロシマ、ナガサキ、フクシマ」を
鞄に入れて出掛けました。
電車の中で読みだしたら、止まらなくなり本を読む為の
外出となってしまいました。
又してもランディさんに、脳天くい打ちの衝撃を
くらった気がしました。
福島の原発事故が起きて、初めて私は日本にこんなに
原子力発電所が出来ていたことを知ったのです。
いつの間に…と、かなりショックをうけました。
と、同時に広島・長崎で原爆の凄まじさを体験している
日本の国民が、原子力の平和利用という言葉に
いとも簡単に原発を受け入れてしまったことが、
不思議でなりませんでした。
この本は、そのことにも掘り下げています。
ヒロシマ・ナガサキ・フクシマは確かに繋がって
いて、私たちの無関心が今のこの現状を作って
しまったんだなと思いました。
黙ることは黙認することになると思っているのですが
原発も平和利用という言葉を前にして、平和なら
いいじゃないかという安易な気持ちが、日本を
原発大国にしてしまったんだなと思いました。
原発の問題は、今なお何一つ解決していません。
3・11によって止まっていた原発が再び稼働しています。
この本を読んで、原発の問題は反対か賛成かでは
解決に向かっていかない。
一番大切な事は原発について
対話をすることなのだと思いました。
日本は、ヒロシマ・ナガサキ・第五福竜丸・東海村
フクシマと5回も被ばくしている国だということの重さを
私達ひとりひとりが、しっかりと受け止めなくてはと
思います。
8月6日に田口ランディさんが、原発について考える
大事な集いをします。
私も行こうと思っています。
ヒロシマ・ナガサキフクシマは確かに繋がっているのです…
8月6日(日)「原爆が落とされるまで」新宿経王寺にて14時〜
原子核の発見から原爆投下まで
8月6日(日)
14時〜16時
場所 新宿牛込柳町 経王寺 http://www.kyoouji.gr.jp/about/access.html
予約不要
無料