~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

初女さんのご飯

2017-08-29 23:04:32 | 日記

このところ、毎朝おむすびを結んでいますが、

難しい…

何が難しいって、ご飯の炊き方がです。

おむすびに最適のご飯は、炊きあがった時に

お釜の真ん中が盛り上がって炊けているご飯です。

水が多いと、真ん中が凹んでしまいます。

初女さんのご飯の水加減は、神わざと思えるほど

でした。

お米の給水の加減を見て、お水の量を決めるの

ですが、小さなお猪口一杯にも満たないお水を

引いたり足したりするのです。

お米は、水を含むと白くなるのですが、米粒が

真っ白になってしまうと、お米自身の力が

出ないと言われていました。

初女さんはお米も人も、その人の持っている力

その人自身で立ち上がる力を信じていました。

お米について言えば、その力を見きわめて

お水の量を決めていたのです。

一番近くにいたイスキアのスタッフも

いくら見ても分からないと言っていました。

初女さんに「直さん、おむすびはご飯の炊き方が

一番なのよ」と言われたことが、忘れられません。

イスキアの電気釜は、かなりの年代物でした。

お米も、全くこだわりがなかったようなのに

本当に美味しいご飯が炊けていました。

ご飯が美味しく炊ければ、そんなにおかずは

いらないのと言われていました。

初女さんは、写真家の岸圭子さんが撮った

ご飯の写真を見て「岸さんの写真はすごいよね~

お米のひと粒ひと粒がちゃんの写って

いるんだもの」と感動されていました。

今、私は岸さんご飯の写真を見て、初女さんの

あの美味しいご飯を思い出しています。

いつか、初女さんみたいに美味しいご飯が

炊けるようになりたいな~

生きている限り、ご飯修業は続きます…

初女さんの写真 に対する画像結果




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