初女さんの命日が過ぎ、2月がスタートしました。
明日は節分!
梅の花も咲いてます。季節は確実に春に向かって
いますね。
2月は深い月だな~
7日が亡くなった息子の誕生日で、10日が
石牟礼道子さんのご命日…
時々、石牟礼さんと初女さんが出合っていたら
って想像するのです。
石牟礼さんもお料理が上手だったそうですから
きっと食べもののことでも意気投合したのでは
ないでしょうか。
初女さんのおむすびを、石牟礼さんが
「このおむすびは、魂が宿っていますね」なんて
言ったかもしれません。
初女さんは石牟礼さんの手を包むように
握られ、石牟礼さんの苦しみを受けとめて
下さったかも…
心のきれいなお二人だから、きっと温かく
澄んだ空気に包まれたことでしょう。
初女さんと石牟礼さんの魂は、もうすでに
出会っているかもしれませんね。
『森のイスキアに鐘を贈ってくださった
レジナ・ラウディス修道院の
院長さまと初めてお会いしたとき
「あなたも苦しみましたね」とおっしゃいました
わかりますか、とお訊ねすると
「わかります。私も苦しみました」と。
通じ合える人との出会いは、なによりの
喜びです。
二人で鳴らした鐘の音は
今も私の心で清らかに響いています。
佐藤 初女』