~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

今 ここがイスキア

2012-10-15 21:32:50 | 日記
去年、三浦の講演会に参加し、今回こもれびのスタッフになって

下さったNさんから、素敵なメールを頂きました。

 
 「特別なことをしないで先生の佇まいや雰囲気で、言葉では伝え

 られないものを、感じてもらいましょう。という山崎さんの言葉

 昨年の講演会のことを思い出しました。

  早朝、まだ空が薄暗い時に、トイレに行った時、初女先生の

 部屋のドアから光が漏れていて、ドアの隙間からふと中を見ると

 初女先生が、きちんと身支度を終えて正座をしている後姿が

 見えました。

 その後姿は言葉では説明できないものを、私の心に一瞬にして

 伝えてくれました。

 今でも忘れられない情景ですし、何かあると先生のその後姿を

 思い出します。

 まさに、私にとってあの松林館はイスキアでした。

 一人でも多くの方に、初女先生の姿から何かを感じてもらえるよう

 何があっても「今 ここがイスキア」の言葉を心に持って当日を

 過ごしたいと思います。」


Nさんからのメールに、言葉では伝えられないもの、それは祈りかも

しれないって思えました。

私たちスタッフの「愛ことば」は「今 ここがイスキア」です。

弘前の初女先生にも、この思い・エネルギーはきっと届いているはず

11月11日、三浦がイスキアになる日…   
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言葉と心が繋がって…

2012-10-14 10:50:08 | 日記
講演会のプログラムに、心に響く初女先生の言葉を載せたいと思い

スタッフに「初女先生の言葉で、心に響いたものを一つ書いて

来て下さい」という宿題を出しました。

みんな、一つを選ぶなんて難しい!と言っていましたが、

それぞれが、今 響いている言葉を選んで来てくれました。

宿題を出した私が一番大変で、先生の本を何冊も読み返し

最後まで宿題を抱えていました。

どの言葉も、一人ひとりの心を写し取ったような、ぴったりした

言葉でした。

その言葉を並べてみると、不思議に言葉たちが次の言葉を繋げ

すべてが実に自然に繋がっているのです。

選んできた言葉は、一つとして同じものがなかったのに…

私は、これを見ながら「みんなの心が繋がっている!」と確信

しました。

今回の宿泊の講演会は、イスキアにいるように、出来るだけ

特別なことをしないで、先生の佇まいや雰囲気で言葉では

伝えられないものを感じてもらいましょう。ということに

なりました。

お申込みをされる方の中に、「今回のイベントは」と言われ

お電話下さった方が何人もいたので、これはイベントで

終わらせてはいけない、初女さんと過した時間の中で

それぞれの方が感じたことを、家に帰り自分の日常の

中に繋げていけたらいいね!

その為には、私たちスタッフは「今 ここがイスキア」を

心の合言葉にしなくちゃねとと、話し合いました。

宿題としていたプログラムの言葉を見た時、スタッフの心が

繋がっていることを感じ、これなら大丈夫!と思えました。

参加者のみなさんにも、今 ここがイスキアを

感じてもらえたらいいなー

それが私たちの願いだから…
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1日24時間って…

2012-10-13 22:42:17 | 日記
今日は講演会の打ち合わせでした。

朝5時起きして、パソコンに向かい打ち合わせの為の資料を作り

一夜漬けの試験勉強のように、バタバタと家を飛び出しました。

講演会まで一ヶ月を切ると、まるでカウントダウンが始まった

ようです。

忙しい中、集まって来てくれるスタッフの時間を無駄にしては

ならないと、おばちゃん特有の無駄話は無し!

今日が最終打ち合わせなので、抜かりはないかと思えば

心は不安に傾いてしまうので、大丈夫このメンバーがいれば

なにがあっても大丈夫と、心に暗示をかける

打ち合わせの後は、先日書いた演題の裏打ちに桜木町まで行き

帰りには、講演会のアンケートなどの印刷へ

今日は1日24時間目一杯動いたという感じ

疲れ果てた頭でふと、1日24時間と誰が決めたのだろう?などと

思う…

でも、24時間とは本当はたっぷりに時間のはず…

部屋に演題の「今を生きる」を提げて、講演会まで自分自身に

問うて行こう「今を生きているかと…」

初女先生は、これ以上出来ないというところまでされるけれど

今を生きるということは、そういうことなのかもしれないと

思いました。

今日は、目一杯頑張った自分の体に「有り難う」を言おう!

心をかけるとは、どれだけ時間をかけるかということと、

確か初女先生が言われてた…


   ある線までは誰でもやること。

   そこを一歩超えるか超えないかが

   人のこころを響かせるものになるのです

        
          佐藤 初女



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あとひと月…

2012-10-11 20:27:27 | 日記
来月の今日は、三浦で初女先生の講演会です。

まだまだと思っていたら、もう一ヶ月に迫ってしまいました。

今日、やることを書きだしたら、やること満載に立ちすくむ思いが…

でもばくばくの心を静め、ひとつ一つ心を込めてやっていかねばと…

昨日は書のお稽古で、演題「今を生きる」を書きました。

書いても書いても、書けなくて…

やっと、先生がこれでいけばと、言って下さった書を家に帰って

部屋に提げていたら、主人が一言「書き直したら」と…

講演会の度に、ヘタクソな字で演題を書いてきました。

私が、先生が話される演題と、真剣に向き合う時間がこの時

だからです。

「今を生きる」この深いテーマに、書の先生から「筆が深く

入ってない」と言われ、うんうん言いながら汗だくになって

書くと、力で書いた字は筆は深く入らず押しつぶ

されただけの字に…

やっと、少し筆が深く入り何とか一枚書けましたが、

まだまだです…

主人の「書き直したら」の言葉に否定できないものがありました。

     「今を生きる」

易しい言葉ですが、本当に深い深い言葉です。

91歳の初女先生が語る「今を生きる」

この言葉の底にある、初女先生の祈りが

心に届いて来るようです。

ようし、頑張るぞー!

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太古の風が吹く

2012-10-10 22:16:11 | 日記
星野道夫さんの文章を読み、写真を見ていると、太古からの風が

吹いてくるような気がします。

この、いちじんの風に吹かれると、眠っていた細胞が目覚め

記憶の彼方に置いて来た、風景が立ち上がって来る気がします。

秋になると、無性に星野道夫の世界が恋しくなるのは

なぜでしょう…


    何でもない風景なのに、

    これはいつか必ずたまらない懐かしさで思い出す、

    と感じるときはないだろうか、

    それは風に波立つ草原であったり、

    岩についた不思議な苔の色だったり、

    決して特別なことではなにのに、

    記憶の底に沈殿してゆくもの…


    
     考えてもごらん。

     たとえば、このツンドラに咲く花々を美しいと思い

     一本の花を地面から引き抜く。

     なぜそのは花が抜かれ、隣の花が残ったのか。

     人生はそんな理不尽さに満ち溢れている。 



     植物たちの声、森の声を

     私たちは聞くことができるだろうか。

     あらゆる自然にたましいを吹きこみ、

     もう一度私たちの物語を取り戻すことはできるだろうか。


                (星野 道夫) 
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星野道夫の世界の孤独

2012-10-08 18:35:35 | 日記
今日、久し振りに星野道夫さんの本を開きました。

難病で、食べることが出来なくなっている青年のお見舞いに

何を持って行こうかと考えていた時、星野さんの写真が浮かんだのです。

私が、星野さんの写真に心惹かれるのは、星野さんの写真にある

深い孤独です。

静けさの奥深くにある孤独は、生きて死ぬいのちの孤独だけでなく

自然の中に潜むガイアの孤独のような気がするのです。

いのちと向き合い、悲しみ苦しみに耐えている彼には

星野さんの世界にある孤独が、彼の心に静かに語りかけて

ように思ったのです。

久し振りに見る、星野さんの写真と文章

全てが瑞々しく、私の心に響いてきます。


   人間の持つ哀しみと悠久なる自然

   寄せては返す波の調べに

   人の心が静まるのは

   私たちの身体のどこかに

   遠い海辺の記憶が残っているからだろうか 

    
            (星野 道夫)
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初女さんならどうする?

2012-10-06 10:34:06 | 日記
先週のスタッフ会議で、おむすび講習会の進め方が問題に

なりました。

去年は、おむすびだけでしたが今年はお出汁のとり方から

お味噌汁も作って頂こうということになったので、

大勢でやることなので、綿密に計画を立てなければと、

色々考え、一応決めてはみたものの、どうもしっくりせず、

スタッフの人からも、このやり方はまずいのではという意見も

あがりました。

大切なおむすび講習会なので、出来るだけ具体的にシュミレーション

をと考えてみても、どうしてもこれで行こうとすとんと

気持ちが納まるところにいかないのです。

なぜなんだろう?と思っていた時、ふと初女先生ならどうするだろう

と思ったら「自然に任せましょう」という言葉が心に浮かんで

きたのです。

そうだ、初女先生なら心を通わせ、心を尽くし後は「自然に任せ

ましょう」と、言われるだろうなー

そう思ったら、心がすとんと落ち着いたのです。

頭で考える事なんて、所詮知れているんですよね…

何だか、初女先生にこの思いが届き、先生が「直さん、自然に

任せましょう」と言われた気がしました。

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心に響く行動

2012-10-05 23:05:12 | 日記
91歳のお誕生日を迎えた初女先生は、どうしているだろうと思って

いたら、イスキアのスタッフから電話がかかってきました。

「先生は元気ですよー」の第一声に、心から嬉しくなりました。

大阪の講演会から帰ってきたら元気なのよと…

先生は、弘前を出る時スタッフが心配するほど疲れていても、

講演会で集まって下さった皆さんの前に立つと、自分でも不思議

なんだけれど、元気がでるのよと、言われています。

先生は、講演会の会場で誰もがそれぞれの場で、さまざまな悩みを

抱えながら、それでも懸命に自分らしく生きたいと願っていることを

肌で感じると言われ

人間には、直接的な対話や出会いでしか伝えられないものがあると

語られています。

だから、先生は毎週のように飛行機に乗って、先生との出会いを

待っている人の元へと行かれるんですね。

去年の三浦での講演会の時は、「私、三浦半島がどこにあるか

知らないの」と言って来て下さいました。

90歳を超えた先生が、お一人で羽田まで来て下さるのです。

もう、それはどんなに感謝しても足りません。

毎週、飛行機で移動し出掛けられることは、私たちが

想像する以上に大変なことだと思います。

その行動が、どれほど多くの人の喜びに支えになっているか…

「人のために動くことが、生きること」と言われている

初女先生の行動は、本当に一線を超えた行動です。

    ある線までは誰でもやること。

    そこを一歩超えるか超えないかが

    人のこころを響かせるものになる

                佐藤 初女




 

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感謝の日

2012-10-03 17:40:44 | 日記
今日、10月3日は初女先生の91歳のお誕生日です。

初女先生のお誕生日は、私にとって大きな大きな感謝の日です。

私が先生と出会ったのは、2003年今から9年前です。

その時、先生は82歳。

初女先生と出会ってなかったら、私はこんなふうに前を向いて

歩いていけただろうか…

休むことなく働いている先生が、91歳にお誕生日を迎えられた

ということに、「有り難うございます」という言葉以外に

この感謝の気持ちを表わすことが出来ません。

先生のお誕生日に、私はバースデーカードもお花も何も

贈らず、今日は一日ただ静かに先生の本を読んでいました。

先生が紡いで下さっているお言葉を、ゆっくりと一つひとつ

心に落して…

「神さまが備えてくださった道を、自分で歩んでいく。

そんな気持ちで生きて来たような気がします。

信仰とは、生きることそのものだと思います」というお言葉に

初女先生の根幹を見た気がしました。

初女先生、91歳のお誕生日おめでとうございます!

先生に出会えてよかった!



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人間以外のお友達?

2012-10-02 17:41:26 | 日記
朝のニュースの時間にスマートフォンに話しかけると、スマホが

言われたようにメールを送ったり、スケジュールを教えてくれたりし

「有り難う、助かるよ」と言うと、何と「言われた仕事をしている

だけですから」みたいにスマホ答えたので、ビックリしてしました。

すると、2015年には10%の人が、人間でないお友達を持つように

なる。という言葉がテレビから流れてきました。

それを聞いて私は暫らく固まってしまいました。

アトムで育った私は、21世紀は車が空を飛んでいると思って

いました。

でも、子どもの頃思い描いた世界とは違い、すべてが早く便利に

なったけれど、やっぱり20世紀の続きに21世紀があり、生活は

同じように続いていました。

それが、3年後には10%の人が機械をお友達とする時代が来る

なんて…

介護の仕事をしていた時、娘さんと二人暮らしのおばあちゃんは

娘さんが仕事から帰るまで、いつも一人でした。

ある日、おばあちゃんの家にお人形が置いてあり、子供もいない

のに、と思っていると突然そのお人形が話しだしたのです。

「あたし、おなかすいた」「遊んでよ」とか…

おばあちゃんが、「娘が淋しいだろうからって、買ってくれたのよ」

と言ってそのお人形を私に差し出してくれました。

でも、直におばあちゃんはそのお人形を触らなくなりました。

人ではないということが、一層おばあちゃんの孤独を深めたような

気が、私はしました。

今、ふと初女先生が「買ったおむすびしか食べたことが無い人が

いるんだよ」と言われたのを思い出しました。

コンビニが出来、気軽におむすびが買えるようになりましたが

それは、人が握ったものではないし、おむすび屋さんの

おむすびもビニールの手袋をして結んでいるし…

買ったおむすびしか食べたことがないと、言ったその人の

孤独と、機械のお人形がと話していたおばあちゃんの寂しさが

私の中で重なりました。

21世紀、アトムの時代とはこんな淋しい時代なのでしょうか…

そんなことはない、初女先生は「今は私にとってまさに『融合』の

ときなのです。何かのきっかけで出あい、互いに通じ合った人と

人とが融合し、ひとつのうねりとなって静かに動いて行く。

そこからまた新しいなにかが生まれ、大きな力になっていく。

目には見えないけれども、出あいこそ私たちの生活から

切り離せないものだと思います。」と言われています。

どんな時代が来ようとも、「出あいは未来をひらく」

このことが心にあれば、融合の時代を生きていける気が

します。


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