ベンケイソウ科キリンソウ属。Sedum bulbiferum
道端や田んぼのあぜなどに生える2年草、だそうです。
これは5月ごろに、幼稚園の近くの、小さな空き地の隅で見つけました。きいろい布が地面を覆っているように見えました。とてもきれいでしたね。
園芸品種かなと思うほどきれいだったのですが、調べてみると、そこらへんに普通に生える野草でしたので、驚きました。
ところで、この花の名前を調べるとき、ツルマンネングサか、コモチマンネングサのどちらか、最初はわかりませんでした。とてもよく似てるんですが、参考資料の写真では細かい違いがよくわからないのです。プロの方が見たら、一目で違いがわかるんでしょうが、素人にはほとんど同じに見える。まいったな。そこで、ちょっと裏技を使うことにしました。
花にはそれぞれ性格があって、実はそれも写真に写るんです。ツルマンネングサは、ちょっときつい。コモチマンネングサは、少しやさしい。そういう風に感じます。そこで、自分の写した写真を見ると、あ、これコモチマンネングサだわ、とわかるのです。たぶんあたってると思うんですけどね。
これはけっこう、あたりますよ。たとえばほかに、ヒメジョオンとハルジオンのちがいも、これで判別できます。ヒメジョオンは、ちょっときつい女の子のような性格。ハルジオンは、少しおとなしい男の子のような性格。そんな感じがするんです。ね。なんとなくわかるでしょ。
花にも心があるんですよ。それぞれ微妙に性格が違う。見ていたら、わかってきますよ。ほんとうに面白い。これに関してはいろいろな話があるので、また違う機会にお話したいと思います。
さて、ここらへんで、花のシリーズはいったん終えて、明日はまた、絵でも紹介したいと思います。