一応、ホソヒラタアブ、としますが、図鑑を見てると、どうも違うみたいです。ネットで調べても、よくわからなかったので、もしご存知の方がいらっしゃれば、教えてくださいね。
これは近所の公園で、ヒメジョオンの花にやってきた、小さなアブ。ハナアブはどれも、かわいい顔をしていますね。キベリヒラタアブもそうでしたが、かわいくて、ずっとみてたくなります。
昆虫や花の写真を撮るとき、わたしはたいして技術などないのですが、一応心がけていることがあります。それは愛で撮ること。虫や花を、敬いながら撮っている、ということです。
木を撮るときは、そこにすばらしく大きな、えらい人がいると思って撮ります。花や虫を撮るときは、そこに、愛がいっぱいのきれいな人がいると思って撮ります。そうするとね、木や花や虫が、深くわたしに話しかけてくれている、という感じの写真になるんです。あ、こいつはわかってるって顔で、わたしをじっと見ている。
でもね、これがわかっていない人は、どんなに植物や虫を愛している人でも、写真の中の花や木が、いいひとなのに、わかってないなって顔をしてるんですよ。今まで、いろんな人の植物の写真や、昆虫の写真を見てきたのですが、これがわかってるって感じの写真を撮っている人は、一人か二人でした。
人間はだいたい、一番自分がすごいと思ってて、、木や花や虫や、自分以外のものすべてを、自分よりずうっと馬鹿だと思ってるものですから、肝心のことが何一つわからない。これはちょっと、問題です。
こんな小さなアブ1匹の中にさえ、苦しいくらい痛い、熱い愛がみっちりとつまっている。それがわかっていて、写真を撮ると、ほら、小さなアブが、すごく大きく見えるでしょう。生きてるって感じるでしょう。
なんてきれいなんだろって、思うでしょ。
そろそろみんな、これがわかってもいい頃だと、思うんだけどな。