人生には、怖いこと、辛いこと、たくさんあります。でもそれを自分の中に閉じ込めていないで、これからも、少しずつ、表現して行ってください。心の中に、痛みのようなものを感じれば、それをそのままにしておかず、言葉にしてみるのです。詩でもエッセイでも、またお手紙でも。それは必ず役に立ちます。
美しい言葉は、魂の食べ物。そして言葉で自分を表現することは、魂の癒し、ひいては人生の癒しにつながります。魂は赤ちゃんと同じ。世話をしてあげないと、死んでしまうこともあるんですよ。大事にしてあげてください。
(2003年11月ちこり29号、通信欄)