世界はキラキラおもちゃ箱・2

わたしはてんこ。少々自閉傾向のある詩人です。わたしの仕事は、神様が世界中に隠した、キラキラおもちゃを探すこと。

解脱の指導・2

2019-03-01 04:23:55 | 気層化石


毎日見えない馬鹿の霊に解脱の指導をしているが、時たま嫌になってくることがある。

馬鹿が、なんでもわたしにたよってくるからだ。

あれほど馬鹿にしておいて、真っ向から否定しておいて、つらいことになったら愛に頼ってくるんだよ。

馬鹿をやって何もかもを馬鹿にしてきた結果、とんでもないことになって、つらくてたまらないからどうにかしてくれと。

わたしもできるかぎり希望をかなえてやっているがね、馬鹿があまりに暗いことを言ってくると、嫌になってくるんだ。

曰く、自分たちが勝つと思っていたんだと。あれほどやったら、絶対に悪が勝つんだと思っていたんだと。まさか神様がキレてこんなことになるとは思わなかったんだと。

つらいつらいとばかり言って、わたしにどうにかしてくれと訴えてくる。それなら自分が悪かったのだと素直に謝りなさいというと、謝らないんだ。

馬鹿とはそういうものだ。嫌なことはどんなことでもなんでもやっておいて、たったひとこと、自分が悪かったのだと、言うことができないのだ。

それだけのことで、万年も悪魔を気取ってあらゆる馬鹿をやってきたんだよ。





  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする