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ウィリアム・ダイス
ゼウスとアンピュトリオンの妻アルクメネの息子ヘラクレスは、ゼウスの正妻ヘラに憎まれ、まだ赤子の頃に二匹の蛇をヘラに送られる。しかしのちに剛力無双となるヘラクレスは幼児のころからその片鱗を見せ、たちまちのうちに二匹の蛇を絞め殺したという。
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勇者というものの代名詞とさえ言えるヘラクレスの武勇の始まりです。いまいましいほど強い男とはいるものだ。決して負けない。負けても全部取り返す。逃げることなどしない。そういう勇猛な男は、ぜひとも必要です。実質、男は逃げてはならない。あらゆる難関に、果敢に立ち向かわねばならない。ヘラクレスは、あらゆる男の見本となる男です。何千年と経ってもその名声が消えないのは、はっきり言って、彼を越える男がいまだに出てきていないからでしょう。