これはほんの数日前に撮れた写真、秋になって、大人になったばかりのオオカマキリです。全体的に茶色だけど、外側の硬い翅の隅に緑色の筋が見えていて、まるでベージュのスーツの裾からほんの少し、きれいなシャツの色が見えている、センスがよくてかっこいい男性みたいでしたよ。
あ、でもこの大きさだと、多分、メスですね。
ちょっと遠くから写してみました。確かこれは、買い物帰りに、息子が見つけてくれて、あわてて家に帰ってカメラをとってきて撮ったのでした。カマキリはひととこに長いこといてくれるから、撮りやすいのです。
でも今年は、なかなかこの虫に会えなかったな。一度だけ、小さな幼虫に出会ったことがあるけれど、それをいれても、カマキリに出会ったのは二回だけでした。こんな年もあるんですね。
なぜだろうって考えると。なんとなくわかるような気もするのです。今のわたしの心には、ちょっとカマキリはきつすぎるのだ。美しくて、好きな虫だけど。…多分、美しすぎるせいだな。
殺さなければ生きていけない虫が美しいのは、それだけ美しいことをやっているからだ。その美しさが、今のわたしには、少し痛いのかもしれない。
あ、でもこの大きさだと、多分、メスですね。
ちょっと遠くから写してみました。確かこれは、買い物帰りに、息子が見つけてくれて、あわてて家に帰ってカメラをとってきて撮ったのでした。カマキリはひととこに長いこといてくれるから、撮りやすいのです。
でも今年は、なかなかこの虫に会えなかったな。一度だけ、小さな幼虫に出会ったことがあるけれど、それをいれても、カマキリに出会ったのは二回だけでした。こんな年もあるんですね。
なぜだろうって考えると。なんとなくわかるような気もするのです。今のわたしの心には、ちょっとカマキリはきつすぎるのだ。美しくて、好きな虫だけど。…多分、美しすぎるせいだな。
殺さなければ生きていけない虫が美しいのは、それだけ美しいことをやっているからだ。その美しさが、今のわたしには、少し痛いのかもしれない。