冒頭は、「竪琴弾き」。
彼も月の世で罪びとたちを導く青年たちの一人ですが、少々変わっているのは、竪琴で魔法を使うことです。一応背中に、竪琴らしきものを背負っているのが見えます。
「骨」の編で彼が最初に登場したときには、私の頭の中では、彼はもっと目深に帽子をかぶっていて、上着も帽子も月のような黄色でした。でも描いてみると、なんとなくこうなってしまいました。
襟に紋章など入れてみましたけど、まあ、なんとなく、いいやつだな、て感じの人でしょ。本当に、いい人なんですよ。
「半月島の先生」。
なかなかの男前になりましたが、眼鏡をかけると、なんだかやぼったく見えますね。それらしく白衣なども着せてみましたが、これが半月島の人の垢というものかな。彼には一人助手の少年がいますが、彼の正体は今のところ、謎です。多分、ほんとは、罪びとを導く少年のひとりなんでしょう。
カメリアと先生とのこれからのかかわりも、もっと知りたいところだけれど、どうなるかなあ。
「オウムと老人」
オウムじゃなくてキバタンだし、大きさもちょっと小さいけど、そこらへんはご勘弁を。
この老人の正体は、ある聖者とも、ある力高い魔法学者とも言われますが、そこは謎です。魔法の家に住んでいて、地獄めぐりをして、あちこちの地獄の月光を集めたり、飲んだりするのが趣味というか、仕事のようです。
ロマンスグレーの、なかなかすてきなおじいさまになりました。