昨晩のNHKスペシャルで空家問題が取り上げられていました。
現在、全国平均の空家率は7~8軒に一軒とかなり高いなと思っていましたが、20数年後には3軒に一軒が空家になるという試算があるそうです。
一方で、新築住宅に対する需要は旺盛なようで、確かに、新築の戸建・マンションがあちらこちらで建設されています。
空家が増え続ける一方で、旺盛な新築需要、一見矛盾しているようですが、その背景には単に少子高齢化だけではなく、働く世代のライフスタイルの変化もあるそうです。
昔なら郊外に居を構え、夫は首都圏に通勤、妻は専業主婦として子育てに励む。ごく一般的な光景でしたが、共働き世帯の増加に伴い、職場へのアクセスが良い首都圏近くに住む現役世代が増えているというわけです。地価が下がっていることから、首都圏近くでも比較的手に入れやすくなったこともあるでしょう。
その結果、20~30年以上前に開発・分譲された郊外の中古物件は、住人の高齢化で住む人がいなくなっても売れず、空家になります。
更に、今の住宅は、見た目もさることながら、耐震性や断熱・機密性など性能が良くなっており、陳腐化した中古住宅は敬遠されがちと言う事もあるでしょう。
経済成長に伴い地価が上がり続けた時代、マイホームを持つことは資産形成の一環でもありましたが、今となっては条件の良い物件でなければ、売ろうにも売れない、貸そうにも貸せない、住まなくなったのに固定資産税だけは取られ続ける、更地にすれば大幅アップ。子供が相続すれば相続税の問題も。
これでは、住まなくなった後、不良資産どころか負債を背負ったも同然です。
中古マイホーム受難の時代にどう対処すればいいのか、悩ましい問題です。
現在、全国平均の空家率は7~8軒に一軒とかなり高いなと思っていましたが、20数年後には3軒に一軒が空家になるという試算があるそうです。
一方で、新築住宅に対する需要は旺盛なようで、確かに、新築の戸建・マンションがあちらこちらで建設されています。
空家が増え続ける一方で、旺盛な新築需要、一見矛盾しているようですが、その背景には単に少子高齢化だけではなく、働く世代のライフスタイルの変化もあるそうです。
昔なら郊外に居を構え、夫は首都圏に通勤、妻は専業主婦として子育てに励む。ごく一般的な光景でしたが、共働き世帯の増加に伴い、職場へのアクセスが良い首都圏近くに住む現役世代が増えているというわけです。地価が下がっていることから、首都圏近くでも比較的手に入れやすくなったこともあるでしょう。
その結果、20~30年以上前に開発・分譲された郊外の中古物件は、住人の高齢化で住む人がいなくなっても売れず、空家になります。
更に、今の住宅は、見た目もさることながら、耐震性や断熱・機密性など性能が良くなっており、陳腐化した中古住宅は敬遠されがちと言う事もあるでしょう。
経済成長に伴い地価が上がり続けた時代、マイホームを持つことは資産形成の一環でもありましたが、今となっては条件の良い物件でなければ、売ろうにも売れない、貸そうにも貸せない、住まなくなったのに固定資産税だけは取られ続ける、更地にすれば大幅アップ。子供が相続すれば相続税の問題も。
これでは、住まなくなった後、不良資産どころか負債を背負ったも同然です。
中古マイホーム受難の時代にどう対処すればいいのか、悩ましい問題です。