熟年男の歳時記

趣味のバイク、料理、DIYや旅行記を中心に日々の暮らしと感じた事など気ままに綴って行きます。

ヨーロッパ旅行記~フランス編(アルザスの美しい村巡り~エギサイム)

2019-06-16 05:02:41 | 海外旅行
コルマール滞在2日目はワイン街道沿いの町や村を散策することに。

まず訪れた先は、エギサイム。
国内で開催される「花の町コンクール」で優秀な町に与えられる「花いっぱいの町」の最高ランク「4つ花」の評価を受けている美しい町です。


観光案内所で貰ったパンフレットによると、4世紀にローマ人によって初めてここエギサイムにワイン用のブドウの苗が植えられたとのこと。アルザスワインの原点ということになります。

町が建設された頃は2重の城塞に囲まれていたとのこと。
外敵から守るために、高台に村を建設したり、城塞で囲んだりと大変な時代だったんですね。


落ち着いだ色調の木組みの家が軒を連ねています。




玄関扉上の石には、家主のイニシャルや建てられた年、家主の職業を現す記号などを刻んだそうです。


石畳が歴史を感じさせます。


礼拝堂が建つ町の中心広場


一軒一軒、観光客の目を楽しませてくれます。
町を上げて美しい景観を維持しようとする住民の熱意が伝わってきます。






養鶏業も盛んだったのか、土産物店で鶏の置物をよく目にします。
こちらは鶏をモチーフにした看板


コウノトリを発見。子育て中のようです。


ところでカラフルな木組みの家ですが、建設当初からこうだったわけではなく、今のように鮮やかなパステルカラーに塗装されるようになったのは、比較的最近のようです。

イラスト解説によると、15~16世紀に建設された頃は、壁は至って地味。


17世紀に入ると窓枠が大きくなり、木の骨組みはアクセントに。


19~20世紀には壁をセメントで覆うことが風情とされ、一旦木組みはセメントの下に姿を消します。


そして数十年後、再び木組みが姿を現し、今のようにパステル調に塗装されるようになったとのこと。


確かに何百年も前に今のようなパステルカラーの塗料は無かったでしょうから当然と言えば当然。
ただ、今見られるカラフルな家並みは最近のことだったとは、ちょっと興ざめです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする