先日、NHKのある番組で腰痛が取り上げられていた。
医学的には、3か月たっても治らないものを、慢性腰痛と呼ぶらしいが、この慢性腰痛の原因については、医学が進歩した現代でも、分からないことが多いらしい。
一般的な原因として、椎間板ヘルニアによるものは5%、脊柱管狭さく症によるものは9%、その他腫瘍など特定できるものは1%で、残り85%については、MRIやX線など目に見える形で原因は特定できないという。
一方で以前から、ストレスが原因の一つではないかと指摘されて来たが、今回医学的にそのメカニズムが解明されたそうだ。
そのメカニズムとは、ストレスを受けると、痛みの感じ方を和らげる脳の働きが鈍くなり、痛みがひどくなるというものだ。
福島県立医科大学が、原因不明の腰痛患者の脳の血流量を調べたところ、7割の腰痛患者が、健康な人に比べて脳の働きが低下していたそうだ。
アメリカの大学で更に詳しく調査したところ、慢性的なストレスを受けると、痛み信号を察知して、鎮痛物質を出す命令を下す脳のある部分の働きが低下し、鎮痛物質に命令がいかず、痛みが何時までも治まらないことが分かったという。
内臓疾患によっても腰に痛みを感じる場合があるようなので、画像診断で全く原因が分からない場合、ストレスが原因と決めてかかることは出来ないようだが、少なくともストレスが原因になっている可能性もあるということだ。
ただ、一口にストレスといっても、毎日生活していれば多かれ少なかれ何らかのストレスを受けている訳で、果たしてそれが腰痛の原因になっているかどうか、簡単に見分けられるものでもなさそうだ。それに、腰痛で病院に行き、脳の血流量を調べることはしないだろう。
ところで、自分も経験した腰椎椎間板ヘルニアだが、手術をした場合としない場合とで回復にどれだけ違いがあるか、統計が示されていた。結果は、1年も経つと、ほとんど変わらないというものだ。
ただ、次のような症状がある場合は、手術の必要があるとのことだった。
(1)しびれ・マヒがひどくなってきている。
(2)転びやすくなった。
(3)尿が出にくいなど排尿障害。
番組内容を詳しくお知りになりたい方は、下のURLにアクセスしてご覧下さい。
http://www.nhk.or.jp/asaichi/2011/11/30/01.html
医学的には、3か月たっても治らないものを、慢性腰痛と呼ぶらしいが、この慢性腰痛の原因については、医学が進歩した現代でも、分からないことが多いらしい。
一般的な原因として、椎間板ヘルニアによるものは5%、脊柱管狭さく症によるものは9%、その他腫瘍など特定できるものは1%で、残り85%については、MRIやX線など目に見える形で原因は特定できないという。
一方で以前から、ストレスが原因の一つではないかと指摘されて来たが、今回医学的にそのメカニズムが解明されたそうだ。
そのメカニズムとは、ストレスを受けると、痛みの感じ方を和らげる脳の働きが鈍くなり、痛みがひどくなるというものだ。
福島県立医科大学が、原因不明の腰痛患者の脳の血流量を調べたところ、7割の腰痛患者が、健康な人に比べて脳の働きが低下していたそうだ。
アメリカの大学で更に詳しく調査したところ、慢性的なストレスを受けると、痛み信号を察知して、鎮痛物質を出す命令を下す脳のある部分の働きが低下し、鎮痛物質に命令がいかず、痛みが何時までも治まらないことが分かったという。
内臓疾患によっても腰に痛みを感じる場合があるようなので、画像診断で全く原因が分からない場合、ストレスが原因と決めてかかることは出来ないようだが、少なくともストレスが原因になっている可能性もあるということだ。
ただ、一口にストレスといっても、毎日生活していれば多かれ少なかれ何らかのストレスを受けている訳で、果たしてそれが腰痛の原因になっているかどうか、簡単に見分けられるものでもなさそうだ。それに、腰痛で病院に行き、脳の血流量を調べることはしないだろう。
ところで、自分も経験した腰椎椎間板ヘルニアだが、手術をした場合としない場合とで回復にどれだけ違いがあるか、統計が示されていた。結果は、1年も経つと、ほとんど変わらないというものだ。
ただ、次のような症状がある場合は、手術の必要があるとのことだった。
(1)しびれ・マヒがひどくなってきている。
(2)転びやすくなった。
(3)尿が出にくいなど排尿障害。
番組内容を詳しくお知りになりたい方は、下のURLにアクセスしてご覧下さい。
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